沖縄の交通事情まとめ(2024年3月)
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初めて沖縄に旅行をした際に、現地の交通事情について調べたことや経験して知ったことを書き残しておく。
本稿の内容は2024年3月現在の調査や経験に基づく。
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条件
2024年3月下旬の週末に3泊4日の旅行をした。
訪問地は沖縄本島の那覇市から宜野湾市にかけての範囲(本島中部以北には行っていない)
ゆいレール(モノレール)
Suicaが使える。
沖縄独自の交通系ICカードであるOKICAも使える。
時刻表が公表されているので予め予定を立てやすい。
南は那覇空港から、北は浦添市あたりまでしかモノレールがないので、中部以北の足はバスかタクシーが頼りである。
終電の時刻は23時台であり、バスよりは遅くまで運行している。
バス
交通系ICカードはOKICAのみ使える。
那覇市内線に限ってはiDでも支払えるらしい(未検証)。
毎週日曜日12時〜18時(雨天中止らしい)には那覇市内の国際通り(県庁北口交差点(パレットくもじ前)から、蔡温橋交差点(モノレール牧志駅)まで)のトランジットモール(歩行者天国)が実施されるため、この区間を通るバスは迂回運転となる。私の経験では、迂回によってバスがこなくなるバス停にも、その旨は表示されていなかったし、Googleマップにもその情報は反映されていなかったので、来ないバスを待って時間を無駄にするということがあった。
沖縄のバスは定時よりも数分〜十数分遅れて運行するのが通例のようである。この点は例えば経路検索アプリなどの情報に従ってバスを乗り継ぐときには問題になりそう(最初にバスの遅れを経験した時にはその可能性を考えてやや焦った)だが、私の経験範囲では乗り継ぎ先のバスも遅れていたので調度良く乗り継ぎはできた。ただし私が乗り継ぎ対象にしたバスではないが、バス停で待っているときに時刻表通りにバスが来るという経験もしたので、必ず遅れるというわけでもないらしい。
終バスの時刻は早く、だいたい21時台に終わってしまう路線が多い模様なので、それより遅い時間に移動したい場合にはタクシーとゆいレールを組み合わせて使うしか無い。
タクシー
沖縄のタクシーは本土よりも安いと聞いていたが、実際に使ってみた限りではそんなに安いとは思えなかった(距離に対する料金の比較はしていないけれども)。
タクシー配車アプリとしては、私はDiDiを使った。GOやUber(Taxi)も使える模様だが私は使っていない。
その他に、タクシー各社の配車アプリ(沖東TAXI、共同無線タクシー、沖縄交通タクシー、第一交通の4つ)も旅行前にインストールして設定してあったが、実際に使う機会はなかった。
旅行前に、空港からのタクシーを予約したいと考えたが、次のような事情で予約はできなかった。
まず配車アプリで予約を試みたが、那覇空港を出発地に指定するとどのアプリでもサービス領域外ですといわれ予約できなかった。
次に、上記の各社アプリに記載の連絡先に直接に電話して予約を試みたが、4社とも予約はできないと言われた。予約ができない理由としては、週末なので予約できないという会社もあったが、ただ予約はできませんという会社もあった。
DiDIアプリによる配車は概ね良好に出来た。具体的には次に例示するような感じ:
土曜日の午後に宜野湾市で配車を依頼→十数秒で配車完了。
DiDiの予約機能を使い、土曜日の夜遅く22時30分を指定して予約配車を試みた(そうするとDiDiアプリは指定時刻の15分ほど前に配車を試みる)→配車に失敗。
上記で配車ができなかったので、土曜日の22時30分頃(終バスの時刻より後)に配車を依頼→数十秒で配車完了。
日曜日の18時頃、宜野湾市にある沖縄コンベンションセンターで行われた数千人規模のコンサートの終了直前に配車を依頼→数分かかったが配車完了。
日曜日の夜遅く23時頃におもろまち界隈で配車を依頼→十数秒で配車完了。
月曜日の朝9時前に那覇市内で配車を依頼→十数秒で配車完了。
実際に乗った運転手さんから聞いた話を総合すると、次のような感じ:
コロナ禍の時期に運転者のなり手が減ったことはあるようだが、現在では回復しているという。しかし現在でも人手不足ではあるという話も聞いた。
タクシーの地域分布としては3つか4つの地域に別れるらしい。(1)人口の多い那覇市付近、(2)本島中部の宜野湾市付近、(3)本島中部の沖縄市付近、(4)中部以北。
日中は主要道路には空車のタクシーが目立つほど走っている。
週末の夜間でもタクシーが捕まらないということは少ないらしい。
OKICA
買える場所: ゆいレール各駅の自動販売機(チャージ金額は指定できる)、ファミリーマート(2000円券のみ)、等々。
記名式と無記名式とがある。ウェブページを介して申請書を作る形の利用履歴照会は記名式でないとできない(無記名式だと残額のみわかる)。
Androidアプリの「残高照会」を使ったら無記名式でも利用履歴と残額を見ることができた。
旅行が終わっても残額が残っている場合は払い戻しをするとデポジット分500円と残額から所定の手数料を差し引いた額が返ってくる。
払い戻しの方法はOKICA公式ウェブページにははっきり書いてない(払い戻し取り扱い事業者によって異なるとかなんとか)が、ゆいレールの駅で聞いてみたら郵送で払い戻しできますよと言われ、専用の封筒と払い戻し申請用紙をくれた。
(2024-03-25)