私が集団用Wikiに求めるもの
階層構造を持つドキュメント寄りのWiki
Scrapboxはコラボレーションツールや新しい発想をするのに有用
ただ、ドキュメント寄りのWikiとして用いられることを想定していない
意図的に排除している、という言い方が正しいか
ただなんでもスケールできればよいというものでもない
スケールすべきものは限られていて、レポートや本などは階層構造の文章で定義される
ある文脈に限る(研究室の利用方法、研究室のPC関連の設定方法、製品のドキュメント)場合は階層構造での定義の方がまとまりがいい
なんでもスケールアウトさせりゃ良いってわけじゃない
数が少ないものは階層的に管理できる
実際Scrapboxはアウトライン編集によりページ単位では階層構造
ただ規模が増えると不可能になるためリンク(=ネットワーク)で切り出す
属人化を避けるために集団用Wikiを使うならば、ドキュメント寄りのWikiが必要とされることがある
何かわからないことがある→階層構造順にたどっていけば必要な資料にありつける というもの
階層構造がない場合は検索することになるが、検索ワードで検索できるようになるには一定の習熟が必要
階層構造がないWikiはそもそも検索されない
研究室のScrapboxが上手くいきにくい理由
うーんただし「欲しい情報を欲しいときに得る」のがドキュメントであり、Scrapboxはそれを満たしているようにも見えるんだよな
Scrapboxは脱階層構造
ドキュメント寄りのWikiから離れることで価値を得たツール
Scrapboxが苦手なこと
Scrapboxは階層構造にできないのでまず見るべきページがどこなのか、といったことが少々分かりづらい
Scrapboxを習熟している人たちの間でないと、複数人で使いにくい
Scrapboxは階層構造を排してリンクで情報をつなげていることが特徴であるためこれは仕方がない
ただ、階層構造が完全にないかというとそうではない!
各ページは段落を中心とした階層構造になっている
何かを整理したいときに、数が少ないものは階層的に管理できるが、大きくなると管理できない
ただ、簡単に編集できる気軽さも欲しい。