CPUの性能の見方
概要
CPUとはPCの中であらゆる処理計算を行ういわばPCの頭脳である つまりCPUが良い = PCが頭いい ということ
せっかくなら頭がいいPCが欲しいよね!
じゃぁCPUの性能ってどうやってみるの?という記事
動作周波数
雑な言い方をするとCPUの頭の回転の速さのこと
(詳しく知りたい人向けにもう少しだけ詳しくいうと....)
CPUの中ではクロック信号という一定間隔でOnOffする信号を基準に「データ読む→計算→結果を返す」のサイクルを繰り返している(じゃないと他とのやりとりがずれちゃったりするから)
このクロック信号が1秒間にどれだけOnOffするかが動作周波数と呼ばれるもの
動作周波数が高い = クロック信号がたくさんOnOffする = 1秒間により多くの計算サイクルを回せる = 高性能
見方は簡単で 動作周波数が高い = 性能が高い
https://gyazo.com/1d9234198f4c4cab4e5fb9c0c0fd87c1
これをみると左側が1.4GHzで右側が2.4GHzであることがわかる
Turbo Boostは計算重い時にブーストする機能のことなので一旦置いておく
つまり動作周波数は右の方が高い = 右の方が高性能
コア数
計算係が複数いると考えると分かりやすい
自分がCPUになったとして、自分一人に「Slack開きながらTwitterみてweb通話しながら友達とLINEしたい、ああとWordでノートもとるよ」っていうタスクをふられたとする 「いや一人じゃ無理だわ!ふざけんな」って思うはず
CPUだって同じこと。ただCPUはキレたりしないで必死に一人でやろうするので、結果動きが固まったりもっさりしたりする。
だから最近のほとんどのCPUはそうならないように複数のコア(計算係)を持って並列に処理をしている。
これも見方は簡単でコア数が多い = 性能が良い
https://gyazo.com/8453cf2217c1646d1f109b39e94ca94a
デュアル = 2 クアッド = 4 という意味なので
左はコアが2つだけど右4つだから性能が高いということになる
ただしコア数が2倍なら性能が2倍か?と言われるとそんなことはない
授業課題とかで作業人数を2人にしても一人より2倍早く進むわけじゃないよね。
並列化しやすい処理をしたり複数の重いタスクを同時やるみたいなことをしないと完全に本領を発揮できるとは限らない
とはいえPCでリモート授業受けながらノート取ったりしている時点でタスクは沢山ある状態なのでクアッドコアくらいまでなら積む意味あると思います(saji.iconの私見です)
そっから先は何やるか次第
その他のスペックについて
熱設計電力
単位 W(ワット)
英 : TDP(Thermal Design Power) CPUが最大でどれくらいの電力を使うか
デスクトップPCならそこまで気にならないがノートPCの場合電池持ちに直結するので大事
同じ処理能力なら低い方が優秀
キャッシュメモリ
CPUがすぐ使うデータを一時的に置いておけるメモリのこと
これが多いと処理が高速になる(ありすぎても意味ないが)
まとめ
この二つを基本的に見れば良い
おまけ
そもそもCPUにも向いている計算と向いてない計算がある。
例えば、一つ一つは軽くても同じような計算を並列でものすごく沢山動かすという計算はCPUが苦手
なので重たいゲームや3Dモデリング/CGデザインなどをする場合はCPUだけだとどうしても辛い
そこで「苦手な計算はそれが得意な部品に任せちゃおう」という考えから生まれたパーツがGPUである。 GPUは上記のようなCPUの苦手なグラフィックスの計算を肩代わりするもので、重めのゲーム(FPSとか)やCGデザインをしたい人はCPUにお金をかけるより良いGPUを付けることを考えた方がいいかもしれない..... ちなみに最近のAIブームで流行りの機械学習における計算ももGPUの方が得意とする計算らしく、最近は機械学習での計算でも使われることは多い