自分選挙
数年前から、自分内に議会みたいなのをつくって、そこの構成を選挙で選ぶ実験をしている。最低半年1回くらいは選挙しているんだが面倒くさくなってきた。
はじめは、選挙制度にはまったのがきっかけで、いろんな選挙制度を試してみたいけれど、試すところがないから作ってみよう、というわけだ。
でも、あくまで自分だけでおこなうので、自分だけでたくさん投票をしなくちゃならない。もはや心理テストだ。これがなかなか大変で、いろいろと試行錯誤している段階。
あと、議会もはじめは自分に対して拘束力を持つものと考えて、自分を縛る憲法も作ってみたけれど、続かないので廃止した。廃止しようとしたら議会に反対されるので、ちょっとずつ改正して議会をあやつり強引に改正した。
今では議会はかんたんな意思決定ツールとして使用している。議会の決定はヒエラルキー分析をつかっている。議会の決定に従う必要はない。独裁である。でも、自分が自分に制限されるって意味が分からない。もう護憲主義はうんざりだ。
選挙は、いくつかの選挙区をもうけた。
仕事、金銭、外的成長、環境、健康、家族、社会、内的成長の8区。投票はすべて人ではなく政党におこなう。はじめに、1分間でヒエラルキー分析に適するものを出して、それを政党とする。2回目の選挙からは、前回当選した政党は続投する。
下院は各選挙区のボルダ投票で上位2人ずつと、比例ブロック(2区)と、全選挙区で1位投票の最も多かった4つ、それから全選挙区でボルダ得点の最も高かった4つ、それで第1党になった政党に+2、第2党に+1する。選挙のたびに全数が変わる。
上院は認定投票小選挙区4つ、1位投票の全国比例4つ、全選挙区の認定投票で最も高かった4つ。選挙のたびに3分の1が変わる。
というようにしていた。
けれど、これ、けっこう大変。投票だけで数日かかる。あほらしい。もうちょっと楽な方法をChatGPTにきいている。
ChatGPTが出したものは、斬新で、かんたんだった。これは、ChatGPTのアイデアをもとに自分なりにまとめたものだ。
それぞれの政党を(これまでそれに費やした)努力、(これまでの)成果、(これからの)影響、(今の)やりたさで10段階評価し、合計をそれとする。ただし、5%未満の政党の議席は第1党のものとする。
また、AIは選挙区案も提示してくれた。自己啓発、健康、仕事、家族、人間関係、趣味。
以前の方式と組み合わせれば、よさそうだ(組み合わせないと、選挙制度の実験をしたいという私の目標が達成できない)。そのためには、以前の方式も改良したい。
まず、ランキングを決めるのが面倒なのでボルダ式は廃止にしよう。
それから、現状は政党が無駄に多い。ヒエラルキー分析だから多党制志向なのは仕方ないとして、1議席の政党が多いのは面倒だ。選挙の際に選択肢が増えてしまうし、ヒエラルキー分析を行う時も選択肢が多いと面倒くさい。
だいたい、ただ意思決定をしたいだけなら、選挙などせずともふつうにヒエラルキー分析をはじめからやったほうがかんたんだし正確だ。
何をやっているのやら。選挙制度を実験できるほかの仕組みが欲しい。
まあ、下院はAI案をそのままとして、上院は認定投票小選挙区6人、全国比例8人=14人と、下院の数字の連用制比例区4人の18人にするか。上院は3分の1改選とすれば、18*3=54人で十分。