キュウリで馬をつくるやつについての豆知識
精霊馬とは、お盆のお供え物のひとつで、精霊棚に飾り付けます。
また、迎え盆に牛を作り、送り盆に馬を作るなど、地域ごとに作る順番もさまざまです。
馬は早く先祖の霊に帰ってきてほしい、牛はゆっくりあの世へ戻ってほしいとされているところもあれば、ゆっくり丁寧にお迎えしたいから牛で迎えて、急いで帰ってもらうために馬をお供えするという逆の地域もあります。
亡くなった方が、浄土(天国)との行き帰りに使う乗り物が精霊馬です。
ナスとキュウリに割り箸をさして作りましょう。
トウモロコシの毛でしっぽを付けたり、お米で目を付けたりする家もあります。
ちなみに行き(浄土 -> 地上)は早く帰るために馬(キュウリ製)に乗り、 帰り(地上 -> 浄土)はおみやげをたくさんゆっくり持って帰るために、 牛(ナス製)に乗るといわれています。
---
お盆の期間中は、通常とは違う飾り付けをします。
お盆の準備
お盆の月に入ったら、まずお仏壇の掃除をしましょう。お仏壇はご本尊様とご先祖様をおまつりする大切な場所です。家族みんなで心をこめて清掃しましょう。また、香炉の灰もふるいにかけ、古い線香の残りなども丹念に取り除きましょう。
仏壇と別に盆棚(精霊棚)をまつる場合は、お位牌を盆棚にお移しします。盆棚の祀り方は地方によって異なりますが、一例を紹介しておきます。
また、お盆が近づいてきたらお墓の清掃を行います。家族みんなでお墓に出かけ、草むしり、墓石の洗浄など、丁寧におつとめしましょう。
----
送り火
16日(地域によっては15日)は、お迎えしたご先祖様をお見送りする「送り盆」の日です。この日、全国各地では送り火の意味で灯篭流しなどが行われます。また京都の大文字(五山送り火)なども、有名な送り火の一つです
宗派ごとの飾りの違いが書いてある。曹洞宗はけっこうしっかり飾る方なのかも。
精霊馬、結構いろんなクリエイティブなものがある。
ナスで作られたロボ
仏教用語の「盂蘭盆会」の省略形として「盆」(一般に「お盆」)と呼ばれる。盆とは文字どおり、本来は霊に対する供物を置く容器を意味するため、供物を供え祀られる精霊の呼称となり、盂蘭盆と混同されて習合したともいう説もある。現在でも精霊を「ボンサマ」と呼ぶ地域がある。
中華文化では道教を中心として旧暦の七月を「鬼月」とする風習がある。旧暦の七月朔日に地獄の蓋が開き、七月十五日の中元節には地獄の蓋が閉じるという考え方は道教の影響を受けていると考えられる。台湾や香港、華南を中心に現在でも中元節は先祖崇拝の行事として盛大に祝われている。
盆の明確な起源は分かっていない。1年に2度、初春と初秋の満月の日に祖先の霊が子孫のもとを訪れて交流する行事があった(1年が前半年と後半年の2年になっていた名残との説がある)が、初春のものが祖霊の年神として神格を強調されて正月の祭となり、初秋のものが盂蘭盆と習合して、仏教の行事として行なわれるようになったと言われている。日本では8世紀頃には、夏に祖先供養を行う風習が確立されたと考えられている。