大学院入試体験記 ~YNU EIS~
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こんにちは.この度は「横浜国立大学大学院 環境情報学府 情報環境専攻 情報学プログラム」の大学院入試になんか合格することができたのでその雑記を書こうと思います.自分の体験ベースで書きますが,少しでも参考になりそうなところがあれば幸いです.あくまでも一例なので真に受けず,様々な先人の記事も合わせて参照しながら良さそうと感じたところをマネしてみてください.
お前は誰だ
公立はこだて未来大学という北海道の函館市にある情報系単科大学に2019年に入学し,2023年3月に知能システムコースを卒業予定の者です.ただの料理好きでVの者を推している怠惰な大学生です.不真面目なのでGPAは2.0もありません.数弱です.プログラミングも能動的にやっていません.
進学を決意した背景など
もともと自分はSAOの世界観に憧れ,仮想空間上で食事がしたい,VR(クロスモーダル効果)で味覚に作用するような研究がしたいという動機を持って大学に進学しました.(学力が振るわなかったため,最終的に弊学に進学してしまいましたが・・・)
さてB3の研究室配属を決める時期にさしかかり,いくつかの研究室で面談を行いました.なんとなく大学院に進学したいとは入学当初から思っており,進学希望の意思を伝えつつも「本当はxRで食事体験や味覚を変える研究がしたい」と言いました.すると某S先生から,「なら弊学でない他の大学院,もしくは海外の大学院すら視野に入れたほうがいい.色々考えて悩み抜いた末に最終的に弊学を選んでくれたのであれば喜んで歓迎する.」と言われ,(内心準備が面倒だったので)特に相性のよさそうな研究室や先生はないけど弊学の大学院に進学するかと安直に考えていた自分の心が揺らぎました.
当時はプロジェクト学習でしんどい思いをしており(PLを担当していたが,上手く運用できずに病んで自暴自棄気味だった),何も用意や対策なんてできていなかった12月でしたが,そこから改めて「今からでも間に合うかわからないけど外部院進に挑戦しよう!」と決意しました.
志望大学院を決定した経緯
かつては研究分野の変態さに惹かれ「電気通信大学」を志望していたため,そこの大学院でも目指すかと考えていました.しかし当前ながら志望分野の先行研究を調べて冷静に分析して考えるべきだと思い,興味のある研究分野を調べたところ以下の大学および研究室がヒットしました.
東京大学 葛岡・雨宮・鳴海研究室
自分がVR × 味覚を研究したいと思ったきっかけであるメタクッキーや拡張満腹感など,その他xRを用いた様々な研究を盛んに行っている研究室.守備範囲がとても広そう
奈良先端科学技術大学(NAIST) サイバネティクス・リアリティ工学研究室
こちらもxRを用いた様々な研究を盛んに行っている研究室.また,クロスモーダル × 味覚に関する研究を行っている偉大な先輩が在籍していた研究室.こちらもかなり守備範囲が広そう.
横浜国立大学大学院環境情報学府 岡嶋研究室
視覚のクロスモーダル効果が味覚や食感に及ぼす影響を研究している研究室.xRはもちろんとして,視覚情報の応用や解明を主とした研究が盛んである.
明治大学FMS 宮下研究室
電気味覚を用いた新たな飲食コンテンツの提案/ 電気味覚や味ディスプレイなど,HCIの観点から数々の面白い研究を行っている研究室.メディア出演も多い先生なのでそれなりに有名なはず.院試で上位の成績を取れたら国公立レベルの学費で通うことができた.
大学院入試の内容も踏まえると,東京大学は今から対策が間に合いそうになく(入試の難易度はもちろん,書類審査もあるためGPAが貧弱だと印象も最悪と判断),NAISTは立地的に厳しいと感じました.またクロスモーダル効果(味覚そのものに直接アプローチするのではなく,その他の感覚を用いて体験を変化させたい)によって味覚に影響を及ぼす研究がしたいと考えていたので,視覚からアプローチをしていて正しくやりたいと思っていた研究ドンピシャだった横浜国立大学大学院の岡嶋研究室を目指すことに決めました.
入試までの手順
さて志望研究室が決まりました.ここからのおおまかの流れは以下の通りでした.
1. 志望研究室の先生に連絡したり研究室HPを見てそもそも外部生を募集しているか明らかにする.
公式HPや所属学生の情報があれば閲覧して研究室の詳細を可能な限り知りましょう.自分にとって良さげだなと思ったら外部生を募集していそうか確認します(わからなければメールで問い合わせましょう).もちろん研究室訪問の際に所属学生に聞いてみるのも良いでしょう.
研究室によってはそもそも外部生を募集していなかったり,定員枠が少なかったりします(つまり配属争いに敗れるリスクが高まる).明言してない場合もあると思いますが,そもそも挑戦資格があるのかをなんとか把握しましょう.
2.1が大丈夫そうなら研究室訪問および面談を行い,雰囲気や内情を探る.志望決意が固まったら入試対策開始.
外部生でも受け入れてくれそうだなと感じたら次はメールでアポをとって研究室訪問をします.訪問時期は忙しい時期(卒論修論や院試のある時期)以外はいつでも大丈夫だと思いますが,自分に本当にマッチしているのか,相性が良さそうなのかを判断しなければならないので,時間的余裕があるうちにじっくり考えられると安心だと思います.
ちなみに自分は(愚かなことに)留年する可能性があったため,研究室訪問可否のメールを送ったのは無事進級が確定した2月でした.(この時期は一般的に大学入試や卒論で忙しい時期なのでメールするか悩むかもしれませんが,迷うくらいならさっさと送るべきです) そこから3月に再度連絡し,日程を詳細に決めてから4月に訪問しました.真面目に単位を取りましょう…
無事に日程を決められたらいよいよ訪問です.今のご時世だとオンラインでも対応してくれるかもしれませんが,2年間現地でお世話になるかもしれないので余程のことがない限りはちゃんと訪問するべきでしょう.
この際,もちろん色々質問すること二なると思います.考えられる内容としては,
(HPに載っていなければ)研究内容はどんな感じか
研究テーマは自分で決めるのか,教授の方から与えられるのか
※希望している方向性のテーマを研究室内の卒研生や同期で争奪する可能性があります.せっかく進学したのに全然興味ないテーマをやらされることになった・・・ということになりかねないことも留意しましょう.
もし自分でテーマを持ち込みたい場合はよく関連研究を分析し,ある程度成功する見込みのある方法論が確立していることが好ましいです.そして研究テーマは遅くとも5月には決まると思われるので,新環境への適応が必要な外部生では入学してからでは準備が追い付かない可能性が高いです.
コアタイム(研究室に必ずいなければならない時間帯)はあるのか,またいつなのか
研究はどのようにすすめていくのか,ゼミとか勉強会はあるのか
学会はどのくらいの頻度で参加しているのか(ここで数年間学会発表をしていなかったり論文が投稿されてない場合は警戒した方が良いかもしれません)
外部進学者はいるか,いたらどれくらい定員あるのか
などが考えられます.ノンデリすぎない質問をいい感じにぶつけてみましょう.
また教授本人だけでなく,必ず所属している先輩方ともお話をしましょう.想定される質問としては,
ぶっちゃけボスってやさしいか,性格どんな感じか
一般的に外部から訪ねてきたお客様には研究室の負の部分を見せないように取り繕ってる可能性が高いです
休日はあるか,また何してるか(ここで休みがないと言われたら・・・)
就活はしやすいか,就職先はどんな感じか
入試の内容はどんな感じか(とくに口述試験といった非公開部分)
研究計画書にどんなことを書いたか(あるなら見せてくれ!)
TOEICのスコアいくらくらいだったか
過去問とかってある?(解答あるならください!!!!!!)
などが考えられます.ボスの本当の顔が知れたり,そこから繋がりが得られたり,院試の詳細を聞けたり過去問が得られたりします.外部生は内部生とは異なり,試験の情報が手軽に入手できる境遇にいないのでここでそういった情報を入手できればできるほどかなり有利になります.結局バキバキの情報収集ゲーです.自分の人生がかかっているので怖気づいたり遠慮などせず,臆さず何でも聞いてみましょう.ブラック研究室や相性の悪いボスのもとで励んで病んでしまっては元も子もありません.私は後に病みました.
3.出願,大学院入試を受ける.
まずは募集要項や過去問を大学のHPから参照し,これから何を対策しなければならないのか把握しましょう.過去問がHPで公開されていない場合は取り寄せるか,最悪現地に行ってコピーしてくるしかありません.いずれにせよ志望するならなる早で入手してください.
過去問を入手したら解いてみましょう.眺めてみるだけでもいいです.ここから出題傾向が読めてきますし,勉強しなければならない分野をある程度把握することができるはずです.
そうです,過去問ゲーです.また過去問の解答や,該当科目の講義資料や期末試験の問題などを入手できると更に対策は容易になるでしょう.一般的な大学院入試ではその大学の講義で出題される内容を流用,改変していることが多いからです.行った対策については後述します.最初は解けなくて悲しくなるかもしれませんが,その問題をこれからアホほど解いて何も見なくても解けるようになる段階まで到達していきます.
出題傾向が高い順に対策優先順位を決定してあとは基礎学力を積んでいきましょう.時間があるならここで山を貼らずにちゃんと全範囲を触っておいた方がいいです.突然傾向が変わると何も解けずに撃沈するからです(2敗)
また出願に際し,必ず「研究計画書」なるものを執筆して提出することになります.大学院に入ってどんな研究をしたいのかを丁寧に,しかしコンパクトにまとめることになります.大学によって研究計画書のフォーマットは様々なのでこの「コンパクト」の定義は大きく変わります.ここで圧倒的労力を割くことになるでしょうが,研究計画書をベースに質疑が飛んでくるため,丁寧に向き合ったほど後の大学院入試の口述試験でかなり強力な武器になってくれます.早めに取り掛かって指導教員や付近の同期,先輩などに読んでもらってレビューを沢山もらい,より良い研究計画書の完成を目指しましょう.
4.受かればはちゃめちゃに喜ぶ.落ちた場合,二次募集があればリトライ.日程が被っていなければ他大学を受けるも良し.諦めきれなければ院試浪人へ・・・
合格発表日に自分の受験番号が見つかったら歓喜しつつお世話になった関係者各位にお礼参りをし,頑張った自分に特大のご褒美を授けましょう.
しかしながら当然不合格だった場合のことについてもしっかり考えておかなければなりません.例年二次募集を実施しているのであればそれに賭けましょう.前期と異なり卒業研究が本格化してしんどさが激増しますが,あきらめるのはまだ早いです.また保険として内部や他の大学院を受けるのも手です.一次募集の段階から併願して合格を抑えておくと安心かもしれません.(自分の志望先は11月に二次募集があり,また弊学の二次募集が2月にあるので志望先が全敗したら弊学の二次募集を受けに行く計画を立てていました)
それでもダメだった場合,最終手段として院試浪人をするのも有効かもしれません.そんな奴いるんか?と言われると全然います.とりあえず働いて収入を得ながら合格を目指して勉強している人,志望先の「研究生」になって研究に着手しつつ次年度の院試に再挑戦する人は実際に知り合いで観測してきました.
入試対策開始
さて志望先である横浜国立大学大学院 環境情報学府 情報環境専攻は以下のような入試内容であることが判明しました.なお第三者への詳細公開が禁止されているため,公開できる範囲で記載します.
筆記:200,口述試験:200,英語:100の計500点
筆記の試験時間は120分.試験範囲は数学,情報学,数理情報学に関する問題群の中から選択.
英語はTOEIC L&RもしくはTOEFL iBTが対象.TOEICは800点以上で満点.それ以下は点数範囲に応じて換算式を適用したものが英語の点数となる.TOEFLは90以上で満点.
数学
過去問はHP上には公開されていなかったので取り寄せました.こちらも公開はできませんが,決して戦えないレベルではありませんでした.むしろ弊学の院試より自明に簡単な年度すらあるほどです.弊学の履修範囲では重積分を習いませんが,それさえ自力でカバーすれば素直な基礎数学でした.
そんな基礎数学ですが大学生御用達の「マセマ」を主に用いて対策を行いました.よほど難関大学院じゃない限りはこのシリーズで院試対策は完結させることができると言われていますし,大学数学分野の参考書においてマセマよりもやさしい本は存在しないと思います.どんな数学アレルギー患者でも流石にこの本なら読めます.困ったら是非手に取ってみてください.
上の微分積分と線形代数を1周してある程度復讐できた後に過去問演習を行い,抜けている部分の類題をネットや「編入数学徹底研究」から解くのを繰り返しました.
「編入数学徹底研究」は,編入を志す高専生向けの教科書に思われますが,内容としては大学教養数学の問題を取り扱っていることから院試の対策にも問題なく使用できます.ある程度の基礎力があれば解き進められるし,だいぶお世話になりました.
線形代数はこれである程度は解けるようになりましたが,恥ずかしながら真面目に解析学の演習をやってこなかった自分にとって一番つらいのが「数III範囲の微積分」でした.理系大学生の恥ですねもし同士がいるのであればヨビノリの「今週の積分」シリーズを先にしばいて自信をつけることを強く推奨します.こればかりはマセマを踏破するだけでは解決しません.隙を見つけてコツコツと手を動かしましょう.
専門科目
専門科目も情報学系の大学院入試おなじみの構成でした.傾向もだいぶ素直です.所属大学の講義や基本情報技術者試験の範囲で半分はカバーできると思われます.(ただしプログラミングの問題が出題された場合,大学によっては実装のクセの強さというかギャップに驚くかもしれません.注意)それでも足りないところは適宜専門書を手に取って知識を詰め詰めしていきましょう.少なくとも数学より範囲が広大ではないので全然手が付けやすいと思います.
プログラミングの設問に絞っていたため,対策はアルゴリズムの強化書を解き直していました.
口述試験
口述試験は他大学と比較すると結構ユニークな形式だと思いますが,こちらも詳細は公開できません.願書の到着と共に何を聞くのかが大まかに記載された紙が飛んできます.
一つ言えるのは上記4でも書いた通り「研究計画書」をベースに質疑が飛んできます.なので研究計画書を執筆する段階でどれくらい詳細を詰められたかがカギです.B4の段階で行っている卒業研究についてももちろん問われるため,こちらの内容もしっかり詰めましょう.自分は卒研をほぼやっていなかったので本番ボコボコにされました.
「なぜその研究をするのか」については研究計画書でも飽くほど考えたと思いますが,卒業研究についても同じフォーマットを適用し,立ち位置を明確にしておくことを推奨します.また所属研究室のボスや知り合いに練習に付き合ってもらい,自身のふるまいや受け答えがいい感じであるかを評価してもらうと自信がつけやすいかもしれません.自分は説明の仕方を指導してもらったのでとてもお世話になりました.教授という人間はわかりやすく説明するプロなので積極的に頼りましょう.マジで.
英語
最後に配点が低いので軽視されがちな英語ですが,科目の中で唯一「何度でも受験できる科目」でした.また環境情報学府の場合は「試験当日にスコア原本を持参する」形式であったためギリギリまで良いスコアを粘ることができます.他大学と異なり明確に換算式が開示されているのも特徴ですね.
自分はTOEICを選択しました.スコア遷移は670→730です.得点換算すると確か89/100だった記憶.
しかし冒頭にも書いた通り外部院進を決意したのはB3の12月のことです.ちゃんと対策に向き合った期間は翌年の2-5月だけでした.欲を言えば満点を目指したかったですが, 函館会場は年に2回(5月付近と1月付近)しか試験を行わない事実を後で突き付けられて絶望しました・・・そしてこれに気付いたのが3月・・・なので4月の初受験時に一度だけ頑張って札幌に向かって試験を受けに行っています.コロナの影響で夜行バスの運用が停止しており,早朝からバスに乗ってそのまま受験しなければならなかったためコンディションは最悪でした.なのでこれを見てる(特に弊学の)院進希望者には声を大にして言いたい,「TOEICはB3のうちに手をつけておけ」と.
ちなみに基本的にTOEIC IPは院試のスコアに使用できません.(例外として一部の内部院試で使えることもあります.弊学とか.)できることならB4になってからは筆記試験の対策だけで良い状態になっていることが好ましいでしょう.対策科目の量によってはとてもTOEICのことなんて構ってられない可能性も十分にあるので,B4に進級する前にある程度のスコアを獲得しておきましょう.
といっても一般的な理系大学院なら600-700~あればとりあえず大丈夫と言われがちです.専門科目や数学で殴れる人は400点台とかでも合格している話もちらほら聞きます.
さて対策ですが,主にIIBCが出版している公式問題集と「 TOEIC L&R TEST 出る単特急金のフレーズ」を使用しました.
前者は公式が作っているだけあって流石クオリティが高いです.本番そのものの形式,本番で登場する公式スピーカーによるリスニング問題がそのまま収録されています.TOEICはリスニングが一度しか読まれないことや制限時間に対して問題数が理不尽レベルに多いことからそのリズムに適応しなければならないため,点数を伸ばすならこれは必須です.そうです,TOEICも過去問ゲーです.
後者はいわゆる「金フレ」の愛称でTOEIC受験者に親しまれているロングセラー単語帳です.普段見かける英単語がTOEICで登場すると馴染みのない意味で登場することがしばしばあるため,この単語帳をアホほど読んで覚えるとかなり戦いやすくなります.こちらも点数を伸ばすなら必携です.金フレしか勝たん.
元よりある程度英語はできたので文法やリスニングは特に参考書を買って勉強していません.英語のプレゼンや配信を日常的にYouTubeで見ていたので多少はリスニング能力は備わっていました.しかしTOEICの話者たちは各国の訛りや癖を反映してめちゃくちゃ聞きづらい英語を話すので,やはり公式問題集を周回して慣れることは必要です.
院試を終えて
ぶっちゃけると院試本番は目に見えて爆死しました.筆記試験が今までの傾向と大きく変わったことから余裕をぶっこいていた自分の顔面はボコボコになりました.口述試験も質疑応答に上手く答えられなかったので終了後に「あっ,終わったこれ・・・」とそこらへんにいたトカゲをつまみながら天を仰いだことを覚えています.帰宅後は落ち込みつつも二次募集対策に着手していました.
発表日に自分の受験番号があったときは信じられませんでした・・・(号泣しながら真っ先に両親とボスに連絡しました)
振り返って分析すると,筆記試験は傾向が変わったことから平均点が下がったこと,また口述試験はなんだかんだ点数が取れていたことが推測できます.運が良かったですねホント・・・(後で振り返ると定員に余裕があったのもまた大きな勝因です)
ちなみに院試が終わった後は全力で関東を観光しました.知り合いとダンスをしたりご飯を食べたり,花譜ちゃんの日本武道館でのライブにも現地参戦しました.院試の後に強めのご褒美を計画しておくと心の支えになるのでおすすめです.
おわりに
このようにGPAが低い底辺大学生でもやればできてしまいました.推薦入試には確かにGPAが必要ですが,一般入試なら学部までのGPAは考慮されませんし,合格点を取って殴れば誰でも受かります.本当にやりたい研究分野があるのなら挑戦してみるべきです.自分の限界を決めつけず,手遅れになる前に行動してみてください.外部院進は基本的に情報戦なので早く動いて早く対策するほど合格は現実的になるでしょう.みんなやればできます.
TOEICはB3のうちから対策をしような!!!!
謝辞
あの時外部院進を決意するきっかけとなる冷静なアドバイスを下さった某S.Y先生に心から感謝しています.また研究計画書の修正や口述試験の対策に付き合ってくださった弊研究室のボス,外部院進仲間で数弱な自分に数学を教えてくれた友人,その他応援や励ましの言葉をかけてくれた同期に死ぬほど感謝しています.皆さんがいなければ多分合格できませんでした.本当にありがとうございました.
需要のない外部院試奮闘記を書き殴りましたがいかがだったでしょうか.ここまでお読みいただきありがとうございました.