鬱
揚げたてのフライドポテトは確かに美味である。しかし、中国・浙江大学の研究チームが、フライドポテトを頻繁に食べていると、うつになりやすいという調査結果を報告し、関心を集めている。
日本人も常食するフライドポテトにどういったリスクがあるのか、医療法人社団FAM理事長で BIOTOPE CLINIC 院長の苅部淳医師に聞いた。
「フライドポテトなどの揚げものが健康に良くないというイメージは、多くの方が持っていると思います。もちろん頻度にもよるので、揚げ物が絶対悪ということではありません。話題となっている中国の研究では、揚げ物を頻繁に食べることで、うつ病の発生率を12%高めると報告されています。これは、日本人にとっても注意すべき結果だと思います」
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フライドポテトのように高温で調理することで有害な物質が発生するという。
「アクリルアミドができる原因は、食材に含まれる特定のアミノ酸と糖類が、120度以上の高温で加熱調理する際に化学反応を起こすため発生すると考えられています。ジャガイモなどの水分含有量の少ない食材の場合には、特にアクリルアミドが発生しやすいといわれます」
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「アクリルアミドが神経系のタンパク質と結合することで、神経毒性を示す懸念があることもわかっています。実は、揚げ物に限らず、フライパンやオーブンで食材を焼いた場合でもアクリルアミドが発生するといえます」
また、高温加熱によってアクリルアミドが発生するのは食べ物だけではない。
「身近なものとしては、タバコの煙にもアクリルアミドが含まれており、喫煙者のみならず、受動喫煙による周囲へのリスクも同様です。医師としては禁煙を進めたいところです」
ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/2023/05/post_341827.html
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