顧客にお金を払わせて購入障壁を取り除かせる
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ドンキホーテに買物しにくる人のほとんどは自動車で来る。
自動車で来るような人はたくさん買物していく。
けれどもビニール袋に買ったものを入れ替えるのは手間だし、ビニール袋だとちぎれやすいので何袋にもなってしまう。
そこで「そのまま買物できる」マイバスケットを販売する。そうすることで、買ったものの入れ替えの手間が省かれ、そのまま自動車まで持っていくことができるようになる。買物がラクになる。ますますドンキホーテで買物するようになる。
入れ物は大きいほうがたくさん購入する。お皿が大きいほうがたくさん食べてしまうのと同じ。ビニール袋よりもマイバスケットのほうがたくさん商品が入る。より多くドンキで買物するようになる。
このカラーリングである。「ドン.キホーテ」のロゴも入っている。他の店では使えない。つまりどうせならドンキで買物するようになる。
このカラーリングである。目立つ。このバスケットが購買行動のトリガーになる。このバスケットを見るたび「ドンキにいこう」となる。カチッサー効果。 バスケットはおそらく常に車に載せることになる。自宅に置いておいても邪魔になるし、載せ忘れるといざ使うときに困るから。要するにドンキで買物をますますしやすくなってしまう。
コミットメントと一貫性の原理。自分がコミットしたことと一貫した行動をとろうと人はしてしまう。たった300円だが「購入した」というコミットメントをしてしまったので、それと一貫した行動=ドンキで買物をするようになる。