誰にも見られない前提で書き、誰もが見る前提でリライトする
文章を書くことに慣れようとするとき、 「誰にも見せない前提で書く」というのはとても大切です。なぜなら 「誰かに見せる文章」 と 「誰にも見せない文章」 は、 本音度合いがまったく違うからです。書く習慣 自分と人生が変わるいちばん大切な文章力 いしかわゆき 32ページ
本当に人に伝わる面白い文章とは、綺麗な言葉ばかりが並んでいるものではなく、その人の心からの本音が書いてあるものだと思っています。 本音だからこそ、 「面白い!」という反応が得られるのです。 でも、文章を書き慣れていないと、まわりの反応を気にして当たり障りのないものを書いてしまいがちです。だからこそ、 はじめのうちは、 「誰にも見られない前提」 で書こう。 誰にも見せずに練習を重ね、 まずは本音を言葉にするのに慣れることからはじめてみてください。 「よくこんなことまで書けるなぁ」 という、身のまわりの恥ずかしいことを暴露している赤裸々なエッセイストも、きっとはじめは誰にも見せない小さな日記帳からはじまったはずだから。書く習慣 自分と人生が変わるいちばん大切な文章力 いしかわゆき・33ページ