若者は怒ってる人が苦手
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聞き手は元日本テレビのフリーアナで同局系「news zero」のMCを務める藤井貴彦が務めた。藤井はSNS上で石丸氏が「怒っている」動画が拡散されていると指摘。藤井から「もしご自身のスタンスをちょっとだけ変えてみると、石丸さんが怒ってばっかりじゃないと思われて、いい回転が始まるんじゃないかなと思うんですが。対立軸を多くしないでお話しするっていう」と助言された石丸氏は「それはもちろん大歓迎です」と笑顔で返答した。https://news.livedoor.com/article/detail/29025863/ 怒られないように自分の仕事だけを粛々とやるが、他人と意見を擦り合わせてないので綻びが生じ、その仕事の進め方を怒られる。でも本人は「ちゃんと仕事やってるのに何で怒られるのか」と不満を感じ、辞めたいと思うもののコミュニケーションが嫌なので結果モームリとなる ざっくり言うとプライドが高いんだよな。我々世代だと、人生のどっかの場面で死ぬほどみじめな思いをしてボロボロになるんだけど、今の子はあんまそういうのないからかピカピカのまま大人になってる 為末大.icon社会は不正義だらけですよね。争いは無くならないし、社会の先行きも不透明だし、悪もほったらかされている。こんな世の中怒らないとやってられないですよね。
怒ることで社会の不正義を正そうという気持ちが湧いて、それで社会正義がなされる。だから人は怒って当然だ。人によってはこんな酷い世の中なのになんでみんなのほほんと生きているんだ、もっと怒らなければと思っている人もいるかもしれません。
一方で私たちは怒っている人とは一緒にいたくないですよね。できたら穏やかな人と一緒にいたい。長い間怒ってきた人はそういう表情になっていて、外から見て辛そうですよね。
怒りで社会正義をなすか、社会がどうなろうとしったこっちゃない、長いものに巻かれておけと個人で穏やかに暮らすかの二択なんでしょうか。実は、このロジックって一つおかしな前提がありますよね。それは「正義には怒りが必ずついて回る」ですね。
長い間社会を良くする活動をされてきた方が、驚くほど穏やかなことはよくありますよね。そういう人に話を聞いたことがあるのですが、こう言ってました。
「昔は怒りもあったけれど、それでは持たないと気がついた。それに活動を続けると個人の問題なんてなくて、ほとんどは構造や人間の業が起こしている。だから淡々とやるしかないんだよ」
スポーツをやったことがある人はわかると思うのですが、激しい感情は長続きしませんよね。稀にそれで行ける人もいますが、そういう選手って人間関係で苦しんでいる。あのバスケの神様、マイケルジョーダンがチームメイトから嫌われていた話もそうかもしれません。私も感情がコントロールできなくて、苦しかったことがあります。
特に今の時代は、一旦怒りを誘発するコンテンツを見るとアルゴリズムでそれがどんどん出てきて、怒っているのだか怒らされてSNSの利益に貢献させられているのかわからなくなります。データで見ると、言い方は変ですが「人間は怒りに最も快楽を感じている」ようにも見えます。あと性に関することですね。