花四段といっしょ
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変わった棋士たちが繰り広げるほんわかコメディ......といった内容の一巻は「ふーん」と読んでいたけど、各キャラクターがぐんと掘り下げられ、違いの人間関係が見えてくる二巻以降の展開でおもしろさが一気に加速する。
まじめな世界でマイペースな主人公、マイペースってだけだと「そういう魅力的なキャラがいていいですね」になるというか「架空のおもしろい世界なんですね」ってなるというか、推しキャラの詰め合わせのように感じられるのだけど、そうしたキャラたちにもそれぞれ抱えているものがあって.....っていう。そこが見えてくるとリアリティ出てきて、ただのキャラの世界ではなく、きちんと一つの世界として受け取れるというか、そうなってくると「本当にこういう人いるな」ってなってくる。笑いもあって決してシリアスではないんだけど、それなりに真面目っていうか。