理由を聞かないほうがリスキー
中には、理由を問うことを躊躇してしまう人がいらっしゃるかもしれません。 「『話のわからない人』『面倒な人』という印象を抱かれるのではないか......」 そんな不安も、 よくわかります。 しかし、聞いたままのことを調子よく引き受けて、話の本質を理解しないまま仕事にとりかかるほうが、 ずっとリスキーです。先方から提示された条件が難しそうな場合は、なおのことです。 話の本質を理解すれば、 最初の依頼どおりでなくても、 相手に満足してもらえる別の道があるかもしれません。 それなのに、相手の要望を無理に実現しようとして、結局、 実現できなければ、それこそ「できない人」という烙印を押されてしまうでしょう。 まじめな人ほど、 ありがちなことなので要注意です。世界のVIPが指名する 執事の手帳・ノート術 新井直之 84ページ