漢字の情報量ガチでエグい
「漢字だけリーディング」とは、その名のとおり漢字を中心にして本を読む方法です。 たいていの場合、速く読めない人は、 平仮名(かな) も漢字も、 全部同じように上から丁寧に読んでいます。 すべての文字を、一文字一文字、頭の中で音読しながら読んでいるから、 速く読めないのです。 しかし、本を速く読む人は違います。 じつは、読む文字と、 『意識的に』 読まない文字をあらかじめ決めているのです。 それが、漢字とかなの優劣の違いです。 じつは漢字はとても優秀な文字です。 1つ1つに情報が詰まっています。死ぬほど読めて忘れない高速読書 上岡正明 位置 826 実際、 ある学会の講演で聴いた話ではありますが、脳の神経細胞研究では、漢字で構成された文章と、 平仮名だけの文章では内容を理解するのに20倍もの差があるというデータがあるほどです。 さらに、二つの文章を読み比べてみると、 ある法則に気がつくと思います。 それは、人は自然と文章を読むとき、漢字を中心に読み進めて、 平仮名を補足として目でとらえているということです。 これは、 平仮名のほとんどが指示語であったり、 漢字同士をつなぐ補助語であるためです。 逆に言えば、 漢字を中心に読めば、 平仮名を多少飛ばして読んでも、意味は9割理解できるということなのです。 これで、本の内容は2分の1程度に減らすことができます。死ぬほど読めて忘れない高速読書 上岡正明 位置 849