流しのしたの骨
https://m.media-amazon.com/images/I/51R49B31N1L._SY291_BO1,204,203,200_QL40_ML2_.jpg
「変わった」ことを言ったりしたりする主人公のつもりなんだろうけど、「下品にならない程度にはずせる上品自慢」みたいに自分には見えるので、あまり江國香織にハマれないのだと思う。自分はギリギリで下品に落ちる下品の上品さが大好きなので、ギリギリ上品に止まる上品の下品さを見ると「下品だなあ」と思ってしまう。
p.103「仕方ないわよ。万物はすべからく流転するんだから」「そう習ったでしょう?学校で」というセリフがある。すべからくの誤用だけなら見逃すが「学校で習ったでしょう?」とまで言われると「お前、漢文は学校でやらなかったのかよ」とツッコミ入れてしまう。