書くのを楽しむ
私にとっては、 仕事をしないことが仕事なのだ。 書いているのは遊び場にいるようなものだ。 そこで過ごしたなかの最悪の三時間ですら、 居心地はすこぶるよかった。
書くことについて ~ON WRITING~
スティーヴン・キング
p.164
これで準備は整った。 書斎のドアは閉まっている。 カーテンも閉まっている。 電話のコードは壁から引き抜いたし、
テレビ
は叩き壊した。 火が降っても槍が降っても、一日千語の目標は変わらない。 と、ここで大きな問題が持ちあがる—何を書けばいいのか。 それに対しては、ごく大づかみに答えるしかない。書きたいことを書け。なんでもいい。 それが真実であるかぎり。
書くことについて ~ON WRITING~
スティーヴン・キング
p.168