惚れた相手に交際相手がいたら、その交際相手をとにかく肯定しろ
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社会人になって役に立っているクズのライフハックに「惚れた相手に交際相手がいたら、その交際相手をとにかく肯定しろ」というのがあって、これをやると高確率で略奪が出来るのだけれど、営業で競合が既に入り込んでいる取引先にアプローチする時にもこの手法で行くと本当に契約が取れる。マジでだ。 真面目に解説すると、交際相手(既存取引先)の悪口って他人から言われるの嫌じゃないですか。こっちと付き合うメリットとか交際相手の悪いところ伝えても意固地になるだけなんですが、こっちから褒めまくってると愚痴が出て来ます。この愚痴に対してもとにかく肯定的な解釈をしてあげてください。 これを繰り返すと、相手は交際相手の悪いところを自分から発信する→自分の発言を正当化するため、交際相手にネガティブなイメージが植え付けられるという状態になり、肯定しかしていなかったこちら側はポジティブなイメージが定着します。
これはガチというか、人の悪口を言わせたいときはほめ殺しが定石だったりする。 問題はなぜ褒めると愚痴が出てくるのかなんだけど
自分のほうが相手よりも交際相手(取引先)について詳しい=当事者だという自負がある(情報の非対称性) 相手の「褒め」が実態と微妙に乖離している/褒めた瞬間乖離する
乖離を修正したくなる=愚痴が出てくる、というメカニズムなんだと思う。
恋愛は特にそうだけど、当事者にしかわからない当事者性のようなものがあるため、それを第三者が同じように言い換えても完全に同じにはならない。だから実態と乖離が生まれる。その「乖離」を「正そう」としてしまう。 なので普通に褒めてもなかなか愚痴が出てこないときは、ほんの少しだけ、本当にほんの少しだけ過剰に相手をよく言ってあげるとよい。
「この愚痴に対してもとにかく肯定的な解釈をしてあげてください」というのもそういうこと。愚痴を伝えているのにそれを肯定的に解釈すると、当事者としてはさらに「なんかちがう」となるため。 これは営業だけでなくヒアリングのテクニックとしても非常に有益。たとえば、コンサルとして社員に会社について聞き出すときなど。社長や上司のいる手前、悪口は言えない、言いにくい。でも「すごくいい会社ですよね」とその会社の理想を語ると、自分が会社については一番よく知ってるとみんな思ってるので「現実はそこまででは.....」となり、課題を聴くことができる。