何回断られたらあきらめるか
営業マンは一般的に何回断られたらあきらめるのだろうか。 アメリカのマーケティングリサーチ会社のダートネル(Dartnell) の調査結果によると、 1度断られただけでその顧客をあきらめてしまう人は48%にも上った。2度断られてあきらめた人は25%、 3度まで声をかけてあきらめる人は15%だった。 結局、3度断られると88%の営業マンがそのお客さんをあきらめるのだ。 つまり、3度断られてもまだあきらめない人は、わずか12%に過ぎないという結論が導かれた。「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法 / イ・ミンギュ 236ページ 営業マンを経験し、モチベーションを高める分野で名講師と言われるようになったリサ・ヒメネス (Lisa Jimenez)はこう語っている。「考えてみれば、 10人のお客さんと会ったらひとりの割合で200ドルの商品を買ってくれるわけですから、平均すれば10対1の割合です」 と。 その後、彼女はお客さんに電話をして「ノー!」と断られるたびに「やった! 20ドル稼いだ」と心の中で叫んだという。 契約を1件成立させて10万ウォン 〔約8900円〕 の手数料を受け取るために、 お客さんに10回電話しなければならないとしよう。すると、 その電話1本は1万ウォン 〔約890円〕 の価値がある。断られるたびに1万ウォンずつ稼ぐと同時に、仕事の成功に向かって10分の1ずつ近づいている計算だ。「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法 / イ・ミンギュ 242ページ