一人称「ぼく」に弱い
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男性の一人称が「ぼく」ってだけで、そうじゃない男性に比べて、女性からの評価が高くなってしまう問題。 嘘つけって話だが、これ、もう何人もの女性から同じ話聞いたので.....。
もちろんそうじゃない女性なんてめっちゃくちゃたくさんいるし「そんなの関係ないよ」って人がほとんどだとは思うのだが、結構侮れない発想だなと。
「ぼく」が高いというより「俺」が相対的に低いのかも。
一人称と二人称が対になっている(私・あなた、僕・君、俺・お前)ので、「俺」って言う人は相手のことを「お前」って言う世界を選択させられていて、「俺」って言う人を警戒する人はそのことが頭をよぎるんだと思う。 / 現実の体験では「俺」って言うけど「お前」とは言わない人もいるし、「僕」って言う人が荒っぽい性格だってこともあるので、もちろん、あれなんだけど。 これを逆手に取ってるのが、いとうせいこうで、ベランダのお花やメダカのことを語るときの一人称がまさかの「俺」で、ハードボイルド文体でヒヤシンスの心配をする。 呪術廻戦の話をずっとしてますが、最強の2人である五条悟と夏油傑が高専生時代の会話で、夏油が「悟、一人称を『俺』にす]るのはやめたほうがいい、『私』か『僕』にしな、特に目上の人の前では。歳下にも怖がられにくい」というのがある / 悟は「はっ、やなこった」って俺俺言うてるんですが、現代になって五条先生になったとき一人称が『僕』になってるんですよね / 自分の「天上天下唯我独尊」を理性で抑えるために、教師であるために、そういう選択をしているわけで、理性があるから五条悟と五条先生の自分の矛盾を10年でなんとかしようとした(ている?)ところに好印象がある / たとえ本質が『俺』だとしても 五条悟は最強の自覚があるから、喋り方が柔らかくなったり(夏油傑を手本として自分のオリジナルを入れていると思う)、生徒に舐められるムーブをできているんだと思う / だから生徒も全員が「五条悟は最強だ」って知っているはずなのに「五条はアホ教師」とかゆるゆる冗談で蹴ったり(このときも五条は術を解いているわけで)できる / ただ高専時代の無茶苦茶な振る舞いからの変遷を知っている伊地知さんとかはビクビクしているし、伊地知さんへの五条の振る舞いは結構高専時代に近いかなーと思うんで、人によって分けている / なんせ理性で押し込めているだけだから