リトルマーメイド(実写版)
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全体的にアリエルのキャラが実は王子と姫、男性と女性の関係を逆に入れ替えている。
王子が姫を助けるのではなく姫が王子を助ける
姫は好奇心旺盛で社会や科学に興味がある。(女は好奇心旺盛ではいけない、に対するアンチ)
王子が姫を見て美しいとするのではなく、眠っている王子を姫が見て「美しい」とまなざす(対象化)
王子はキスするのも恥ずかしがる。シャイな設定
王子は見合いをするが断る。「運命の人」を待ってる感じ。
結婚式から王子を姫が略奪する
エリックは女王の遺伝上の息子ではないという設定に実写ではなっている。アニメではそもそも女王が登場しない。実写版の女王はアフリカンアメリカン。
アニメではセバスチャンが宮廷音楽家という設定。実写ではそのような描写はない。
アニメでは冒頭から男性のマーメイドが出てくる。っていうか、最初に出てくるのが男性のマーメイド。 アリエルが娘で一番歌が上手い、という設定にアニメではなっている。実写では特に言及なし。
7人の娘の名前。アニメではアディーナ、アラーナ、アデーラ、アクアータ、アリスタ、アンドリーナ、アリエルと全員Aからはじまる。また全員肌が白い。これが実写だと、タミカ、カスピア、インディラ、カリーヌ、ペルラ、マラ、アリエルとなり、それぞれ7つの海をすべている設定に。
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冒頭で姉妹の歌のシーン(オペラ風)がアニメではあるが実写ではない。
姉妹の初登場はセバスチャンのコンサートでにアニメではなっているが、実写ではコーラルムーンというイベントでになってる。
サメの追い返し方。アニメではつっこんできたサメが輪っかにはまって抜けなくなる。実写ではアリエルが鏡を使って鏡にサメをつっこませる。
スカットルがアニメでは男。実写ではオークワフィナが演じてるのでジェンダーエクスプレッション的には女性と思われる。 スカットルがパイプについて聞かれ「これはミニホーンだ」と答えるシーンがアニメではある。実写ではカット。フォークを「カミスキー」(dinglehopper)だと説明するのみ。
アニメではアリエルはスカットルのパイプの説明を聞いて「音楽!」「コンサートだった!」と思い出す。実写ではセバスチャンがやってきてコーラルムーンだと告げる。
アースラ。アニメ版だと「宮廷から追放された」と言っている。実写では「15年前の悪事のせいで閉じ込められた」のようなコメントだったはず。
アースラはトリトンと弟妹関係にあるとの言及が実写ではあったはず。アニメだとない。
トリトンにアリエルが怒られるシーン。セバスチャンも「コンサートを台無しにするなんてひどい!」とアリエルを責める。というか、むしろトリトンよりもセバスチャンがブチ切れ。そもそも実写版ではセバスチャンは、トリトン王に命令されてばかりの役回り。アニメでは独自のプライドを持ったアーティスト、といった位置付け。
アリエルが海上に出たことをトリトンが叱るシーン。アニメでは「お前が一部のバーバリアンに見つかったらどうするんだ。一部の人間に」といいアリエルが「バーバリアンなんかじゃないわ!」と答える。実写では「人間というやつは」と叱るトリトンに「すべての人間が悪いわけじゃない」とアリエルが言い返す。
アリエルの母親が人間に殺されたという描写。アニメではない。実写ではある。
アニメ版ではアリエルは16歳。実写では18歳。
アニメではセバスチャンが「ティーンエイジャーは、自分たちは何でも知ってると思ってる」とトリトンに対して同調する。実写では「子は親の言うことを聞くものです」みたいに言う。ティーンエイジャーへの言及はなし。
アニメでは「ちょっとアリエルに言いすぎたかな.....」と反省するトリトン。実写ではそのような描写はなし。アニメでは反省するトリトンにセバスチャンが「アリエルが私の娘ならもっと厳しく言ってやりますよ!」のように言う。全体的にセバスチャンはトリトンから独立のアドバイザーという描写にアニメではなっている。実写ではトリトンの絶対権力者ぶりが目立つ。
アニメではセバスチャンがトリトンに「若い子は監視が必要ですよ!」と言い、「そうか!じゃあ、お前がアリエルのお目付け役になってくれ」と言われることに。「私は交響曲を書きたいだけなのになんで頭の硬いティーンエイジャーの世話なんか.....」と愚痴る。実写だとトリトンが一方的にセバスチャンにアリエルの監視を命じ、セバスチャンは「私は賢いし、もっと重大な参謀役にも慣れたのに」のようなことをいう。
そもそもセバスチャンがアニメではヤドカリ?実写ではカニ。
アニメではセバスチャンプロデュースのコンサートでの主役、今回初お目見え!一番歌がうまいアリエル!!という紹介が、アリエルは沈没船を見にいっていてコンサートをすっぽしてペンディングされ、そしてようやく洞窟の中でPart of Your Worldを歌う流れになっている。期待値を高めるだけ高めてのテーマ曲!という脚本上の盛り上げが素晴らしい。
アニメだとマックス(犬)と触れ合ってるエリックをアリエルが見てうっとりした表情をする。これがエリックとアリエルのファーストコンタクト。実写だと溺れたところをアリエルが助けるのが最初。
アニメだと「はじめて見た人間」がエリックってことになってる。実写だとアリエルにその感慨は無し。「ハンサムね」というアリエルに「毛深くない?」と返すスカットル(マックスだと勘違いしてる)のシーンがアニメではあるが実写ではない。
誕生日プレゼントだといって執事のグリンズビーがエリック王子に王子の石像を送るシーンがアニメではあるが実写ではない。
エリックは直前に婚約を断っているとの描写がアニメではあるが実写ではない。エリックは「まだ見つかってないだけでどこかに理想の女性がいる」「きっと見つけて見せる」とアニメではいう。そのような描写が実写ではない。
もう何度も船で死にかけている、と言った描写が実写ではあるが、アニメではない。全体的に実写では、王子は国を継ぐために知らないものをもっとたくさん知りたい、そのために海に出ている、という設定になっているが、アニメではなぜだか知らないが王子が海に出ていて、王子は理想の女性を最初から探してる。
エリックを助けたあと、アリエルがエリックを見て「you are so beautiful」という。実写では確かこの描写なし。
「女の人が助けてくれた」「彼女は歌ってた」「美しい歌声だった」というのがアニメ。実写では歌声に対する言及なかった気が.....。
アニメだとごきげんなアリエルに「わからないの?あの子は恋をしているのよ」と姉。実写だと「その年頃の子は恋をしたりするものよ」と一般化して話してた感じ。(うろ覚え)
花占いするアリエル。「愛してる」「愛してない」「愛してる!」。実写にそのような描写はない。全般的に実写のアリエルはエリックへの恋心が曖昧というか、薄い感じ。
娘が恋してると知って嬉しそうなトリトンの描写がアニメではある。実写ではない。
エリックの銅像に対して「駆け落ちする?」とアリエルがいう描写。実写では銅像はあるがアリエルのものではない。
トリトンが人間を嫌う理由「残虐。魚も食べる」。実写では「魚も食べる」はなかったはず。
トリトンが洞窟を壊すシーン。エリックの銅像もアニメでは壊れるが、実写ではエリックの銅像自体がない。
アースラとの「契約」のシーン。アニメでは契約条件をアースラが明示。3日目の日没までにキスすれば永遠に人間、そうでなければ人魚に戻る。人魚に戻った場合にはアリエルは「私のものになる」。また、契約の条件として声を支払うことに。
アニメではアリエルは契約書にサインする。実写では「でも、そんなことよくない」とアリエルがいうが、ほぼ無理矢理アースラが取引したことにしてしまう。
「声がなければどうすればいいの?」に対し「ルックスだよ!かわいい顔してるじゃないか!」とアースラが歌って返す箇所がアニメにはあるが、実写にはない。
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実写版ではスカットルに対してセバスチャンが結構頻繁に「ど阿呆!idiot!」と叫んでいてスカットルも「それはやめろ」と言ってるが、アニメではスカットルがアリエルの足の変化に気づかないときだけしか「idiot」と言ってない。
アニメだとマックスがアリエルを見つけ、直接エリックとアリエルが出会う。実写だと海藻まみれになっているアリエルを漁師が引き取り、おかみさんが体を洗うなどするとともにエリック王子に報告する。
アニメではアリエルにあったエリックが早速「見た覚えがあるな。運命の人か!」「でも、声が出ないなら運命の人と違うかー」ってやってマックスからブーイングくらってる。どうやら王子は声にほれてて、声で運命の人をアイデンディファイしている様子。
アリエル、実写版だとせっけんを食べるシーン。アニメではない。
アニメ版では洗濯女たちが「噂聞いた?どこかの国のお姫様らしいよ。でも、他に相手なんて王子様にはいっぱいいるのにねえ」って噂話してるシーンがあるが実写にはない。
台所で食べ物にされてる魚やカニを見て気絶するセバスチャンの描写がアニメにはあるが実写にはない。
料理人が台所で魚を「料理」しながら歌うシーン......アニメにはあるが当然実写にはない。
エリックとの初デートのシーン。実写版ではアリエルが馬車を操縦し暴走するシーンがあるが、アニメ版ではさっさと街の中央へ行き、そこでいきなりエリックとアリエルは踊って楽しそう。そのあとで馬車をアリエルが操縦し、なんとそれで崖をとびこえる。
実写版ではエリックがアリエルに「馬車やってみる?」と聞く。アニメ版では勝手にアリエルが馬車を操縦する。
実写版では倉庫に行き、そこでエリックがアリエルに世界地理について話すシーン。アニメにはない。
エリックがアリエルの名前を当てるシーン。実写ではアリエルが星座を指差しヒントを出して当てさせる。アニメではセバスチャンが耳元で答えを吹き込む。(最初からじゃあ教えたれや)
スカットルが王子の結婚を知らせるシーン。アニメではスカットルが勘違いして「結婚式おめでとうー」と言ってくる。実写では大変だ!!とニュースを知らせてきて、オークワフィナのラップが始まる。
アニメでは王子自らが「式をあげる」と宣言するシーンがある。またグリンスビーも「私が間違っておりました。まさか本当に理想の女性がいたとは」と言う。これに対し実写ではグリンスビーが一体なぜこんな決定を??と聞き、王子が「自分でもわからない.....」と答える。
アニメではアースラが婚約相手に変身していることをスカットルが発見しアリエルたちに伝える。確かこのシーンは実写にはない。全体的にスカットルはここ以外ではすべて「事態を外してるキャラ」になっているが、この一貫性は実写版では薄い。
エリックの結婚式。実写では陸地でだが、アニメでは船上で実施。船上なので、アリエルがそこまで泳いでいくことに。感動的なシーンだが、実写では泳ぐシーンはカット。
うろおぼえだけど、実写だとヴァネッサがアースラの変身だとバレる、キスしようとする、がアースラが邪魔する。アニメだとギリギリ、キスが間に合わない
アリエルが不思議な生き物に変えられる途中の醜い描写がある。
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契約書を たてにすることでトリトンはアースラを攻撃できないシーン。アニメではあるが、実写ではそもそも契約書が出てこない
アニメでは契約書にトリトンがサインをしてトリトンは不思議な生き物に変えられてしまうが、実写ではそのような描写はない アニメだと2回エリックとアリエルのキスシーンが繰り返される。一回キスして、結婚式。結婚式は陸で。そして船上で。船の上のアリエルが海にいるトリトンと抱き合い「お父さん大好き」と言う。そしてアニメの最後にもう一度エリックとのキスシーン。ドアップ。実写では1回キスしてから父親との和解シーンがあり、それでおしまい。
全編通してエリックの母親=女王はアニメでは不在。またアリエルの母親への言及もないが、実写ではアリエルの母は人間に殺されたことになっている。