パパと親父のウチご飯
https://m.media-amazon.com/images/I/61fZrT4lbiL._SY346_.jpg
それはいいんだが、最初、かなりつまらない。
つまらない理由を考える。レシピが実用的でないというか、作ってみたいと思わない
作ってみたいと思わない理由もいろいろあるんだけど......
やっぱ絵が美味しそうじゃない
子どもらが食べて喜ぶ、ってところが......。子どもがあんまり美味しいものを美味しいと認識してない、心開いてない感じでおいしくなさそう。
ところがこれまた豊田悠のパターンみたいなんだが、巻数が進めば進むほど話がよくなってくらしい。というわけで、見てる。
既に2巻の段階で「お?」となる。
https://gyazo.com/d194d55ed9e0019d1f5c1bf2dc64ecff
2巻 No.91
巻がどちゃくそつまらなくて止まってたんだけど、根気もって読み進めていくと、どんどんよくなっていくな.......
この作者、ちぇりまほのときもだけど「進めば進むほど心理描写が深くなっておもしろくなる」のか。
最初がなぜつまらないかというと、一番は子どもが動かない!
どういう子どもにしようか決めてない感じ。ただただ新しい家庭環境につれてこられたお荷物でしかない。内面も吐露しないし、メシも基本好き嫌い多くて不味そうに食べるので、おもしろみがまったくない。
また料理をつくるレシピ工程がだるい......
色々一捻りあるけれど、いまさらグラタンだの唐揚げだののレシピをこのレベルの絵のマンガで解説されてもなー。
関係性という意味でも薄い。単に家賃の問題や家事の提供ってだけで一緒にいるだけだから「必然性」が見つからなくて「こんな家族書いてみましたー」でしかなくなってる。
それがだんだんキャラクターの情報が描かれていくと、おもしろくなっていく。
2巻より。いや、明らかに描きながら我慢してるでしょ(笑)。読む方もつまらないのです。
https://gyazo.com/cf066a35572bef21f97737780ce877fe
p.87より
https://gyazo.com/287bd9b865ff375ca2b57c6152a40529
No.123
これでいいのですよ!!!!
親父=千石が、あいり=娘の世話でイラついてガス抜きに昔ワルした峠までツーリングにいって、そこで食べるインスタントラーメンがめっちゃうまいんだよなっ!っていう。作者もここまで我慢してきたけど、まずはここでふっきれましたわ!!みたいなのが伝わってくる。そうだ、自分が描きたかったのは料理じゃない、家族なんだ!!!