ハッピーシュガーライフ
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娘が「ホラー漫画が読みたい」ということで、検索したら出てきたこのタイトル。序盤は異常な主人公が、異常、だが、よく聞くと正論で、対立する異常な登場人物を下していく展開が、スカッともするし恐怖も感じるし、ぐいぐい引き込まれたのだが、話が進み種明かしがされればされるほど、退屈してしまったというのが本音かな。
なぜ主人公がそんな異常な行動に出たのかについて説明がされればされるほど、「その説明だけでこれ成立しないでしょ」って気持ちにもなるし、「なんだ説明つく行動なのか」って気持ちにもなるので、どんどんパワーが減ってくし、主人公さとうと、しおちゃんとの「愛してるよ」のささやきあいが、だるく感じるようになる。序盤はほとんど認識能力も行動力も示さなかった「しおちゃん」が、だからこそ「誘拐された」という解釈に説得力があったのに、作中別に時間はたってないのに後半になると急に大人びてくるのもご都合主義って感じで醒めたし、「しおちゃん」が持つカリスマ性がなぜ、どこから発生してるのかも全く謎。
「青野くん」もそうだったけど、この手のホラーは最初が一番おもしろくて、途中からは「種明かし」になるからか、どうしてもテンション下がってしまうなー。