ゴールよりもプロセスのイメージ化のほうが重要
「切実に願い、生き生きとイメージしさえすれば、夢がかなう」といったプラスの自己暗示は、実際には思ったより効果がなく、目標を達成するうえでかえって邪魔になることもある。心理学者のリエン・ファム(Lien Pham)は、ある大学生のグループに中間テストで高い点数を取った場面を「毎日生き生きとイメージしてごらん」と言って、そうでない大学生のグループと実際の中間テストの点数を比べてみた。 研究の結果は予想を裏切るものだった。 高い点数を取ったのは、イメージしなかった学生たちだったのだ。 イメージした学生たちはかえって勉強時間も少なく、 成績も低かった。「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法 / イ・ミンギュ 21ページ
人生の成功を手にするには、目標を達成した場面をイメージする 「ゴールの視覚化 (Outcome-oriented Visualization) 」 よりも、 目標までのルートを正しくとらえる 「プロセスの視覚化」 の方が、ずっと重要なのだ。「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法 / イ・ミンギュ 24ページ