ウグイス
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鶯は、詩などにも、めでたき物に作り、声より始めて、様・容貌も、然ばかり、貴に、美しき程よりは、九重の内に鳴かぬぞ、いと、悪ろき。人の、然なむ有ると言ひしを、然しも有らじと思ひしに、十年ばかり、候ひて、聞きしに、真に、更に、音も、せざりき。然るは、竹も近く、紅梅も、いと、良く、通ひぬべき便りなりかし。罷出て、聞けば、賤しき家の、見所も無き梅などには、華やかにぞ鳴く。夜、鳴かぬも、寝穢き心地すれども、今は、如何せむ。
清少納言. 枕草子 上 (Japanese Edition) (pp.160-161). Kindle 版. 谷渡りは「ちゅちゅちゅ、ちゅきちゅきちゅき....」って鳴く。「けきょけきょ」ってなくとされてるらしいけど。
ホーホケキョは求愛の鳴き方らしいです。