アイデアづくりは酒造りと同じ
お茶の水女子大学の名誉教授でもあった故・外山滋比古氏は、著書『アイディアのレッスン』(ちくま文庫)のなかで、 「アイディアづくりは酒造りと同じ」と紹介しています。 具体的には、アルコールでないものを材料にして、 発酵によってアルコールにするプロセスがアイディアの生成に通じるというものです。つまり、アイディアというものは、最初から使える形となって発想されるものではなく、 いくつかの工程を経てアイディアと呼べる形になるのです。メモで自分を動かす全技術 / 高田晃 ・53ページ