すべての人が幸せに生きる世界をつくる
https://gyazo.com/92f4c5c9cc701a79f713796013c1ef82
昨年、事業の業績悪化と、たびかさなる炎上からYoutube活動を停止したマコなり社長が、早くも復活。 この動画は絶対見てほしい。おすすめ。なぜなら、これを見て少しでも「いいな」「悪くないな」って思った人は、だまされやすい自分を反省したほうがいいから。
話し方うまい
論理的に聞こえる落ち着いた話し方
一文を短く区切って連射するわかりやすい話し方
自分の非も認める誠実そうな声音
汚い言葉遣いを基本しないジェントルな話し方
言ってることはまともそうに見える
が、その「言ってることはまとも」「間違ってはいない」が一番怖い。
この人が言ってることはさておき、やってることは、
業績悪化&従業員の整理
整理された従業員に「私を恨むな」と説教
業績は悪化してないと言い切ってきた
人生をかけた魂心のプロジェクト!を数ヶ月でポシャらせる
youtubeやめるやっぱりやるの繰り返し
といったところ。
あと、頭良さそうに見えて、根本がバカ。
彼の人生の芯はなにか?という質問に対し、次のように答えてるから。
https://gyazo.com/d47006653332db1528c01824d2baee08
https://gyazo.com/7ef76958b708110b107108d4baee697e
https://gyazo.com/7ba83559eb1d855d2f7efb6486e9d7a1
https://gyazo.com/40eba6e3180e54d0cdff294d77544b69
https://gyazo.com/2071a00f82011e1c2e9e24f7b0cb0a4c
「すべての人が幸せに生きる世界をつくる」は「幸せ」という定義さえ曖昧なままであれば「当たり前」のことでしかない。
たった数十秒の中に「すべて」と「ただ一つ」をたっぷり突っ込んでるのも気にしてほしい。
「すべて」だの「ただひとつ」だのを使えば、強調、強い主張をしていることになる。
強い主張というのは、「その主張が真であるためには、より厳しい成立条件が求められる」主張のこと。 たとえば「カレーが好きな人がいる」よりも「すべての人はカレーが好きだ」のほうが当然相当強い主張となる。
強い主張ということは当然、それだけ多くの成立条件が求められる
つまり「成り立ちにくい」ので、成り立った場合の情報量が高い。
逆に強くない主張は情報量が低い
情報量が最も低いのは「成立条件関係なく成立する主張」、つまりはトートロジーだろう。 「もし雨がふっていれば、雨がふっている」みたいなやつは情報量ゼロだ。
一見「すべての」「すべてが」と言われると情報量が多そうに見える。
それを「ただ一つ」などと限定して、力強く喋られると、中身あるように見える。
ところが、ここに「そりゃ成り立つの当たり前だろうよ」って言葉を混ぜるとあら不思議。全称命題(すべての!)を主張しているにもかかわらず、情報量ゼロで「否定することすら難しい」レベルの強固な真理が完成する。
「幸せ」というのは「よい」と同じくらい抽象的な概念 すべての人が何らかの形で今より少しは幸せになることに間接的にでもいいので貢献するべき、と言われれば否定する人はいない
しかもマコなりはここで「思いを持って行動すれば選択肢のすべてが正解」と言う。
そして、ここで彼が言ってるのは「私は思いを持っている」ということ。
思いを持っているをP
選択肢のすべてが正解をQとすると
1:私は思いを持っている P
2:思いを持っていれば選択肢のすべてが正解 P→Q
なので、PとP→Qから、Qが導ける(前件肯定式)
要するに私の選択肢はすべて正解、間違えることなどありえないと言ってることに、この動画を見て気づけたかどうかがポイント。