SNSでの常識をリアルでは誰も知らない
Seiichi Morimoto.icon Mastodonにいると、ていうか、実際はTwitterを使っていたときもそうだったので問題はどのプラットフォームかというよりもどんな人をフォローしてどんな情報に囲まれているのかということの方が大きいのだろうけど、能登半島地震での政府の対応がいかにひどいかということ、はっきり言ってしまえば被災者が置き去りにされ見捨てられていることについてどんどん情報が入ってくるのだけど、リアルで会う人に「ひどいですよねー」と無意識に言葉を向けると「え?何がひどいの」という驚きの声が返ってきて、逆にこっちが驚いてしまうという経験をするのよね。//いま何が起こっているのかしっかり関心を持って情報を得ている人はそんなに多くないのかもしれず、むしろ世の中の大半の人は「地震が起きて、救助が行われていて、政府はやるべきことをやっている。自衛隊も頑張ってくれている。地理的な条件でなかなかうまくいかないところもあるみたい。被災地の人たちはたいへんね。がんばって」ぐらいの認識なのかもしれないな、というぐらいの認識を持っておかないと、世間とは感覚がずれてきて、私たちの方がむしろ理解のない人になってしまうかもなと。Seiichi Morimoto 情報の取得経路の問題なんだろうか、という気がする。実際、たとえばSNSをたくさんやってる人でも「政府はよくやってる」な人ってたくさんいるし、むしろそっちが多数派なので。
常に政府を問題視している人たちはいるけど、そういう人は「政府のことばっかり問題視する人たちウンザリ」って人たちからフォローを切られる。ミュートされる。結果、政府を問題視している人たちの中だけで政府を問題視する投稿が流れていく。そこでのやりとりだけから、つまりSNSだけからリアリティが作られていってしまうので、タイムラインを構築していくと「興味あるyoutuberの投稿」とか「募金集めてる小泉進次郎」を賞賛する投稿とかしか流れていかないんじゃないだろうか。 「最近SNS見るのニュースが辛くて」と言うと、みんな結構言うのが「犬猫しか流れないアカウント作ってそればっかり見てる」とか「趣味アカだけ覗くようにしてる」とか。いろんな情報が混在して流れてくる感じがみんな好きではないので用途ごとに分けていて、だから「同人アカのくせに政治の話ばっか」って人は嫌がられて外される。
政治や何かにダメ出しをしている人たち自身が、一回離れてみて。「そうじゃない」人たちから見たらすごく気持ち悪く見えるんだよね。なんか他人の粗探しばかりしてるというか、自分を棚にあげてる感じ......。
正しくないと他者を批判ばかりする情報を見ると「自分の考えも正しくないのでは?」と考えなきゃいけなくなる。それが不愉快だったり嫌な人もかなりいるんじゃないか。ダイエットしたいが体重計に乗るのは怖い人はたくさんいそう。