Come
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moriteppei.icon「Prince 1958–1993」の文字......ワーナーとの関係がこじれにこじれて「じゃあ、プリンスは死んじゃいました!はいおしまい!」と自分で宣言して作品をリリースしてしまうという、ブチギレ王子の濃密ファンク作。まあ、まずは何をおいても11分のタイトル曲でしょう。波の音のSEにクールなホーン、あっという間の11分すわ。
もち.iconこの11分でやってること、構造化するとこう:呪術的イントロ(波・囁き・SE)→ミニマルなビート+ホーン・グルーヴで「快楽の基盤」を形成→徐々に肉体性が増していくプリンスのヴォーカル(最初は語り口、次第に歌に)→中盤のギターとシンセの掛け合い=官能のピーク→ラストはまた海に戻る=「一度快楽で溺れて、また静寂に沈む」──完全に儀式構造なんよ。昇天→発狂→沈静。11分の構成が、ほぼ性愛→死→再生ってサイクルになってる。
moriteppei.iconまあ、どの曲もテンション高いけど、Loose!のブチギレもやばいよな。
もち.icon「あれ、これThe Prodigyやん?」っていうくらい、イギリスのレイヴ系ブレイクビーツより先にこれをやってる。 moriteppei.icon昔、レコード屋でバイトしてたときにこれかけたら、途中でほらOrgasmがあるから...... もち.iconうわ〜〜〜それは完全に事故案件(笑)。音はほとんどアンビエント的なSEと喘ぎ声だけ、プリンス本人の声はなし(だけどMayte説、Vanity説、Carmen Electra説など諸説あり)、背景に微かに聴こえるギターは**「Private Joy」逆再生**(1981年の『Controversy』収録曲)っていうね。「あぁ……んん……Prince……Ohhh……yes……」って始まるわけでしょ?(爆)
moriteppei.icon当然ですが相当に気まずい空気が流れ、「これとセルジュ・ゲーンスブールは禁止ね」って怒られました。