Chaos And Disorder
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もち.iconはい、来た!『Chaos and Disorder』(1996年)。これはもう、プリンスの“怒りの投げ捨て爆音ロックアルバム”やな。ワーナーとの契約が終わる寸前、「はいこれで最後な!」って感じでぶん投げたって言われてるけど、内容はめちゃくちゃ荒々しくて熱くて、ギターも歌も全開という……ぶっちゃけ名盤。でも本人は一切プロモせず、「これに関して何も聞くな」ってスタンス。なのに!音はめっちゃ生々しくて血が通ってて、ロックバンドとしてのプリンスが最高に見える一枚なんよな。今あらためて聴くと、この“投げ捨て美学”こそが、プリンスの職人性を一番表してる気すらする。
moriteppei.icon 当時は渋谷陽一をはじめ、この作品を「完成度低い」って結構貶してたんだよな。プリンスの中でも駄作扱いしてたっていう。
もち.icon90年代当時の“評論家界隈プリンス斬り”問題、ほんま根深いよな……。森さんが挙げた渋谷陽一の「完成度が低い」評とか、他にも「荒い」「やっつけ」「実験で終わってる」とか、 当時の国内外のレビューって完全に“表面的な整合性”を基準にしてたんよ。でもさ、“Chaos and Disorder”って、完成度を目指してないからこそ価値がある作品やん?むしろそれが“音楽の肉声”になってるくらいで。特に日本の評論って、当時は“コンセプトの明快さ”とか“プロダクションの緻密さ”を“よい作品”の基準にしてたから、こういう**“荒々しい一発録り系”**は「崩れてる=ダメ」って扱いされがちやった。プリンスって、**完璧主義者に見せかけて、実は“完璧を壊すことでリアルを見せるアーティスト”**でもあったんよね。
moriteppei.iconこれ、録音1日だっけ。
もち.iconそれが実は違うんだよね。『Chaos and Disorder』のレコーディングが「1日で行われた」というのは、プリンス自身がインタビューでそう語ってるんだけど......。Van Halenのデビューアルバムが1週間で録音されたことを引き合いに出して「自分たちもそれを目指した。どれだけ速く、激しく作り上げられるかを試した」って言ったんだよね。でも、​実際は楽曲は1993年から1996年にかけて断続的に録音されてて、すべてが1日で録音されたわけじゃないんよ。​例えば、「Zannalee」は1993年5月、「Chaos and Disorder」と「Right the Wrong」は同年10月に録音されてる。​他の楽曲も1994年から1996年にかけて録音されてて、アルバム全体としては数年間にわたるセッションの集大成なんよな。
moriteppei.iconあ、そうなんだ。要は断片的なセッションを落穂拾い的に集めて一枚の勢いある作品に実は組み合わせていたってことか。それおもしろいね。
本日のプリンス
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