AIとのコラボ翻訳楽しい
お気づきの通り、最近AIを使った、もち.iconとコラボでの翻訳にハマってる。
翻訳って、特定の言語を別の言語に置き換えればいいだけだから、コラボじゃなくて全部AIに任せればいいと思いがちなんだけど、文脈やロジックの問題だからすべて自動で翻訳するのが、実はなかなか難しい。
そしてこの文脈を理解するのがAIは人間なんかよりよっぽど得意。 一般的にAIは文脈苦手って言われてる。その通りってところもあるんだけど、たとえば有名な曲の歌詞とかだと、その曲の置かれた位置とか背景とか英語圏でのどういう受け取られ方してるかとかはAIのほうが圧倒的に知ってるしよくわかってたりするんだよね。
BanglesのManic Mondayを翻訳してたんだけど、たとえば"Blame it on the train But the boss is already there"って箇所。意味としては「電車のせいにしようとしたけど上司は既にそこにいた」なんだけど「そこってどこ?」「なぜ電車のせいにできないの?」って説明させたら、結構多くの人間がつまずくと思う。でも、AIならよく理解してる。 この曲にはたとえばキリスト教のイメージも結構入ってる。日曜日(Sunday)は「教会行く日」なのだけど、それをプリンスはFun day(「お楽しみの日」)と言っている。夢の中でValentinoとキスしたというがValentino=聖バレンタインを想起させる。These are the days when you wish your bed was already madeは「こんな日はベッドが整ってたらいいのにね」と「訳せる」がそれってどういうことなのか。「ベッドが整ってたらいい」=「ベッドが乱れてる」ということだし、「今朝ベッドが乱れてる」とは昨晩何があったのか。
実はそういう文脈を理解したり思考したりする力は人間、特に昨今の人間は相当低いと思う。単に英語だけの問題ではなく、英語の曲を聞いても「その意味するところ」が腑に落ちてない人なんてめちゃくちゃ多いでしょ。
さらっと「意味」が知れればいいだけなら全部AIに翻訳させるだけでいいんだけど、腑に落とす=わかってないとこを洗い出してそれを全部理解して、その理解が文脈にピンときてない人にも可能なかぎりそれを読むだけで伝わるくらいまで言語化するって、一回自分の頭を通さないと結局無理なんだよね。 そしてこの文脈の可能性やその検証ってのに、AIがめちゃくちゃ使える。
翻訳ならAIがやればいい、人間にやることないって思ってる人が信じられないし、AIがあるのに人間だけでできる、そのほうがクオリティ高くなるって思ってる人も相当危ないと思う。