近づきすぎてはいけない
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それぞれに持つ、お互いの心地いい距離感と境界線を、知っておくことが大事だなって、思ったよ。
知らなくていいこと、見なきゃよかったもあるもんで。
知りすぎていいことないね。それならずっとすきでいたいじゃん。
人は誰でも嫌なところがあるというか、人とずっと一緒にいると、その人の嫌なところのノイズ成分が大きくなっていく。ただし「ノイズ」なので若干イライラはしつつも「なぜイライラしてるのかわからない」ような状態になる。だから「好きだし一緒にいて楽しいはずなのになぜだかイライラしてしまう。なんで?」となり、「イライラする理由」を相手の中に探そうとする。
その結果、相手にこんな悪いところがあったという「発見」に至るのだが、実際は相手に「悪いところ」があることが問題なのではなく、「悪いところが問題だと感じるほどまで接触回数、接触頻度を上げたことが原因」ということが非常に多い。 特に人間の交流には快楽があり、中毒性、依存性があるので注意。最初は接点持つと楽しいから一緒にいてしまう、その場に行ってしまうのだが、一緒にいつづけると楽しいことにはだんだん慣れてきて、今度は「一緒にいないと苦痛を感じる」「一緒にいないと退屈を感じる」ようになってくる。タバコや酒、セックス依存症とかと同じ。接種すると楽しい、興奮したってのが、接種しないと不安を感じるようになってくる。
そうするとちょうど「依存」的になったタイミングで、つまり「一緒にいないと/その場にいないと苦しい」状態になったころに「相手のノイズ成分が大きく感じてイライラしてくる」感じになる。「離れたいのに離れられない」「一緒にいるとイライラするのに一緒にいないとイライラする」状態になってしまう。
現代は常時接続/随意切断の時代。常時接続=どこでもいつでもつながれるだけに、快感を脳が覚えてしまい、容易に「つながる」選択をしてしまう。そしてこのアンビバレンスに耐えきれなくなったとき、随意切断=相手を切ってしまうし、切っても別にどうってことないのが現代の人間関係だったりする。(村落共同体なんかだと相手が嫌いでもイヤでも一緒に仲良くやっていくしかなかった。相手を「切断」することができない)