第1章 動物社会学とボディポリティックの自然経済:優位性の政治生理学 / 猿・女・サイボーグ
もち.iconまとめるとボディポリティクスは身体をめぐる「誰が」「どうやって」コントロールしてるのかを見る政治分析のフレームって感じ。 使いどころによってはかなりラディカルにもなるけど、今のフェミニズムやクィア理論では基礎中の基礎のキーワードやね。
もち.icon「ボディ・ポリティクス(body politics)」は、ざっくり言うと**「身体をめぐる権力の政治」**のことやね。具体的にどういう場面で使われるのか?
リプロダクティブライツ(生殖に関する権利)妊娠・出産・中絶に関する自由や決定権って、誰が持ってるの?って話。国家が「中絶禁止!」とか「少子化対策で産め!」とか言うのは、まさにボディポリティクス的介入。 ジェンダー規範やトランスジェンダーの身体どんな身体が「男らしい/女らしい」とされるのか。性転換手術やホルモン治療を受ける権利、逆に受けさせられる圧力なども対象。
医療や障害の文脈誰がどの身体を「正常」とし、どれを「異常」とするのか。インターセックスの子どもへの早期手術なんかも「身体を管理する権力」って視点で問題にされる。
もち.iconハラウェイはこの「ボディ・ポリティクス」をめっちゃ重要視してて、「身体って自然のものやなくて、知と権力が交差する場やで」って強調してる。「私たちの身体は本当に“私のもの”なのか?」って問いを通して、社会や国家、医療、科学、宗教、ジェンダー規範なんかが、どう“身体”を支配したり形作ったりしてるかを考える概念。
p.24/l8: アダム・スミスやマルサスが「自然の力と経済の進歩が交差する地点を象徴」してると言えるのはなんで?
p.25/ l3: 進化論の集団(population)もボディポリティクスに多くを寄っていると言うがなんでそう言える?
p.25/l6: 「政治的なるものと、生理的なものとの統合というのが、この章での焦点である」
我々の自然科学の中に「支配原理」が埋め込まれまくってるとハラウェイは言うんだけど、それはなんで?具体的にはどこ?これだけだとわかんないよね。
p.25/後4: 純粋科学と応用科学、主観と客観という区分自体がイデオロギーだと言うのだが、それはなんで?
女性に対して伝統的に割り当てられてきた自然な存在としての対象という地位に対して、我々は、イデオロギーにおいて、自然なるものに対してアンチの立場をとることによって挑戦してきた。しかし、その一方で、そうしたやり方をとってきたがゆえに、フェミニズムのニーズがライフサイエンスに影響が及ぼすこともなかった。猿と女とサイボーグ / ダナ・ハラウェイp.26 後5 影響「を」の間違いでは。
p.28/後5: 「ブラウンは、ボディを救うべく、文明(ボディポリティック)を拒んだわけだが」。ボディポリティックは「文明」と言い換えられる関係なの?
ファイアストーンの間違い。社会と切り離されたところに「自然」を措定する。そしてその自然は否定しないまま、技術によってそれがコントロール可能である、という方向にむかうのだが、これがハラウェイは「違う」と思ってる。
フェミニズム-社会主義のボディポリティクス理論ーーすなわち(一)我々の社会的位置についての生物学決定論的な各種理論に降伏する、あるいは(二)文化対自然という基本的には資本主義のイデオロギーを採用することによって、ライフサイエンスを再構築する責任を否定する、という二つの形態をとる生物学還元主義に陥ることのないようなボディポリティック理論ーーを築いていくことは、私は可能だと思っている。(......)我々のパーソナルな身体も、我々の社会的な身体も、人間の労働と称される自己の創出過程の外に存在するという意味で、自然であるとみなすことはできない。我々が、自然として、また文化として経験し、理論化する対象は、我々が仕事をする過程を通じて変容する。我々の生物としての身体であれ、社会的な身体であれ、我々が触る、すなわち我々が知るすべてのものは、労働を経て、はじめて、我々が手に入れることのできる存在となる。したがって、文化が自然を支配しているわけでもないし、自然が敵であるわけでもない。猿と女とサイボーグ / ダナ・ハラウェイp.30 フェミニズム-社会主義のボディポリティクス理論はどうあるべきか。
それはいいのだけど、その話と、この後にあるクラレンス・レイ・カーペンターによる霊長類=アカゲザル研究の話とがどうつながるのかわからん。後者が結局、特定の生物学的な「優位性」による序列を、社会的なものの肯定のために利用した流れは理解する。 だけど、それは単に「いかに男性的な偏見が自然科学の本性の理解に影響するか=歪めるか」という話でしかない。単純に「間違えとるよ」って話でしかないとすると、自然科学、生物の集団に関する「正しい」理論があるよというだけでは?