移民
日本の移民問題の未来を語るうえで大切なのは、日本が抱える特殊な事情を理解しておくことです。
日本は「移民を拒否できる国」なのです。ヨーロッパの国、たとえばフランスでは多くの国と陸続きなので、移民が入ってくるのを完全に防ぐことはできません。イギリスも島国ですが、鉄道用の英仏海峡トンネルがあり、列車に隠れて乗り込もうとする移民が後を絶たないようです。
一方、日本は島国であり、他国とつながる海峡トンネルなどもないため、招かれざる移民がほとんど入ってきません。ほかの国ではなかなか実現できない「移民を受け入れない」という方針を実行に移せる数少ない国なのです。僕はここに日本の可能性を見出しています。
移民は、先進国の労働力不足を補ってくれる存在です。ただ同時に、治安の悪化など、さまざまな問題が起こる場合があります。
そこであえて、「移民を受け入れない国」を選択するのです。
そうすれば、移民がいないことによる深刻な労働力不足を解消するために、ロボットやAIの開発が急ピッチで進み、国内のハイテク産業が復活する、なんてことが起こるかもしれません。
現状のまま、なし崩し的に移民を受け入れていけば、日本はほかの国と同じ方向に周回遅れで進んでいくだけ。思い切って、移民の力に頼らないという方針にシフトしてみれば、世界の中で独自の存在感を出していくことができるのです。
シン・未来予測ひろゆきpp172,3