一億円貯まった
https://youtu.be/sgF6xz3Y_YE?si=XWUbCft0a2RNY9g8
基本的な内容は動画に譲るとして、おもしろかったのはあらゆる意味でこの世に不満がなくなっていく、つまり現状肯定に思想が傾くこと。
たとえば経済的弱者。それまでは(そこそこ稼げるようになってしばらくは)経済的弱者が許せなかったが、億万長者になった途端「俺の代わりに他人が得するのは全然オッケー」(13:31)になった結果、「経済的弱者への敵対心もなくなる」(16:44)。「むしろ社会ってそんなもんやし努力できない人っていうのは絶対一定数いるし、努力できたのは俺の環境が恵まれてただけやし」となる。経済的弱者も生活保護を受けることで、犯罪率が少なくて安全な社会になってる=俺の得だし、彼らもお金をもらうことで経済活動に参加する=まわりまわって自分も儲けさせていただいてるという考えにチェンジ。 また、税金のシステムについてもそれまでは節税とか考えるんだけど、「日本に貢献できるなら」「日本にこれまでおんぶにだっこだった」ということで「これでいい」になってる。
システムに対して「ここが悪い」という発想が限りなく薄くなってる。生活保護許せん!もなくなるかわりに「生活保護をもっとてあつすくするべき」といった考えも持たない。本当にただただ「現状維持」。「社会ってこんなもんやし、この世はよくできてるな」という考えに変わってる。