ダブルインパクト 2025
漫才とコントの二刀流芸人の賞レース、ダブルインパクト。その第1回。決勝はかもめんたる、スタミナパン、コットン、セルライトスパ、ニッポンの社長、ロングコートダディ、ななまがりの7組。
審査員はナイツ 塙、フットボールアワー 後藤輝基、アンガールズ 田中、千原ジュニア、中川家 剛。こうやって見直してみると二刀流のイメージあるの、中川家くらいだな.....。
ルールが独特で、1巡目に漫才、コントのどちらをするかを選べる。結果、スタミナパン以外は全員コントを選択。2巡目は選ばなかったほうになる。
1巡目はくじで、2巡目は1巡目での得点が低い順にネタをするってルールなため、1巡目で最後にネタをしたが1番得点の低かったななまがりが、連続でコントして漫才するという展開に....。
https://gyazo.com/c8ef102917464905c1ef1cbeb51d032a
今回初のMC、橋本環奈だったが、かまいたち 濱家から冒頭「環奈ちゃん」連呼されてて、なんか感性がふっるいので入ってこなかった。
その後、最初にかもめんたるのコントに入ったのだけど、ここでも同性のおじさん同士がナンパする/されるみたいなのを興味本位でいじるようなネタでいや、え?新しい賞レースでこれ??え???ってなった。
https://gyazo.com/63fa00dcd586636dc300db2e0d78533d
中川家 剛ちっさ!!!!
かもめんたる
独自の世界観ってのはわかるけど、ちょっと古い。漫才というかしゃべりっぱなしの話芸は楽しいし、いいけれど、漫才という掛け合い感が低い。
本当は「男性をナンパする既婚男性」だの「おばさんがありかなしかジャッジするおじさん」だの、どちらもアウトでしかないのだが、岩崎う大のキャラクターがかわいらしいので「まあいいか」ってなってしまう。その「まあいいか」が根っこで「演説芸」はそれで演じられる芸の一つでしかない=他にもいろいろできそう。
スタミナパン
パンなのにボケの名前が「麻婆」ってなんだよ。コント漫才なのにツッコミが設定に入らない/入れないのが「ボケ」という漫才。コントのほうはやっぱりちょっと弱いかな。系統も「似ている」し。常に不機嫌そうなトシダタカヒデの感じもちょっと......ネタ以外だとむしろやさしそうなので、そっちのキャラでいったほうが人気でそうなのに。
コットン
苦手な芸風なんだけど、コントも漫才もどちらもとてもおもしろかった。それって苦手か?
セルライトスパ
おもしろいし、ボケの子がかわいい。
あと、ツッコミの子が意外におもしろいというか。おもしろさを活かしたつくりになっているのがいい。コンビのどちらもおもしろくなるように作りたいという意欲をめっちゃ感じる。
ななまがり
最近一番大好きなコンビ。
今回はネタも知ってるし、ワールドとして変態性が薄いというか「わかりやすい」ので、逆にななまがりのおもしろさが伝わりにくかった気がする。残念。
だけど、結局今回一番ウケてたのはななまがりが「最低得点だったのに連続でネタやらされた」シーンだったので、やっぱり持ってるなあと。
ななまがり、賞レースで受賞しなくても、もう十分おもしろいの、みんな知ってるので。無冠のままで売れてほしい。
ニッポンの社長
結局優勝した。優勝も納得のおもしろさ。
真空ジェシカとかと同じでめっちゃ尖ったイメージのある芸風だけど、それは「掟破り」がすごいからで、むしろ「漫才」や「コント」といった枠をとっぱらった「おもしろ」とだけ見れば、とにかくどストレートで、誰にでもわかるシンプルな笑いを提供しているのが魅力。ニッポンの社長のボケのおもしろさわからない人はいないと思うんだよね。
漫才のネタもよかった。「ドライブスルーって実は車じゃなくて歩きでも購入できる」「カラオケ店で店員にお願いすると一緒に歌ってくれる」「反社っぽいスキンヘッドのお兄さんは殴ってもいい。そのために政府に雇われている」などといった「いや明らかにウソだろ」という与太話をそのまま信じて漫才コントに入り、まんまと逮捕されたり、殴られたりするケツ。役割上は辻がボケで、ケツがツッコミということになっているが、辻の言うことを信じて、漫才だからと設定に入ってバカを見るケツのほうがボケ。「漫才という常識を信じてボケてしまったツッコミ」を「アホやなこいつ」と常識側からツッコんでるのが辻。
壮大なノリツッコミともいえるけど、「な?」「なーー!?」の応酬だけでボケ→ツッコミになってる超ミニマルな笑い。「笑いってそんな難しいもんとちゃうやろ」っていう。
コントも複雑な話やシュールさなどは一切なし。ただただケツの動きと、こちらの想定通り、ケツの犠牲を無駄にする辻の繰り返し。「FPSって実は画像がきれいで仕組みが複雑なマインスイーパー」ってのと同じ意味で、いろいろ設定加えてるけど、「いないいないばあ」と原理が同じ、安心できる笑い。
どちらのネタも辻がケツをいじめて笑いをとるサディスティックさが持ち味かな。ケツがいい味出してる。
ロングコートダディ
もう完全に世界観というか「ツボ」がわかっちゃっているので、わかってればわかってるほどおもしろいというのはすごい。もう何見てもロコディだとおもしろいもんな。
根っこの「おもしろ」をどう出すかなので、漫才でもコントでもいける。二刀流というより「一元論」という感じ。
お笑いって言葉と身振りなどのビジュアル軽。どちらかに振れやすいんだけど、ロコディはどちらもいけるのがすごい。今回もコントは言語系、漫才はビジュアル系。