trick or truth

ベルベットシマー, 綿, ラテックススポンジ, ジュート, ラグバインダー

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https://scrapbox.io/files/641d3763e1bf4a001cf7800d.jpg

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コンセプトという軸に肉付けをしていくようなイメージで作品と向き合ってきたが、次第にそのプロセスが自分の思考や視点を押さえつける様に凝り固まっていくような感覚を覚えた。客観的に考えるという行為に自ら設定した作品の軸が縛りとなり、結果として主観に囚われているのではないかと考えた。

本作品では、大衆性や社会的意義を目的としない自分のためのデザインを追求すると共に、今後の制作に対する姿勢を捉え直すことで自身の感覚的な思考への解像度をあげることを目的とする。

普段から関心を持つ生活空間というコンテンツの中から、インテリアの家具の中で気軽に、そして大胆にそれぞれの部屋の雰囲気を変えられるラグに注目し制作した。「捉え直す」という観点からサーカスにおける観客を楽しませる仕組みを捉え直し、論理的なラフさを海外の教科書のスタイルを用いて表現した。