バケ

魚皮, アクリル樹脂, 真鍮部品, 紙

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バケとは釣りをする際に使用する疑似餌のこと。今でこそ沢山の釣具があるが、戦後の漁師は魚の皮を剥いでななめして、囲炉裏の炭で着色したものを釣具として使っていたそう。現代でもこちらのバケの方が食いつきがいいらしい。

漁師の友人から見せてもらったバケを見て最初に思ったことはアクセサリーにできそうだ、ということだった。

そこで今回、魚の皮で架空のアクセサリーブランドを作った。

私は伝統文化や技の保全のためにはまず、知らない人に興味を持ってもらうことが大事だと考えている。その架け橋の一端を担えるのがデザインなのではないだろうか？漁業者は現在、地域にもよるそうだが高齢化が進み衰退気味だそうだ。

今回、この作品で漁業に少しでも興味を抱いてくれたらとても嬉しい。それが日本の未来に繋がる、かも？