Zettelkastenのルール
Zettelkastenを最大限に活用するためには、いくつかのルールに従う必要がある。また、Zettelkastenはノートの1ページではなく、バラバラのカードごとに知識を管理する。
カード1枚に1アイデア
カード1枚で内容を完結させる
カードは常に他のカードとリンクさせる
カードのリンクが何を意味するのか説明する
自分の言葉を使う
参考文献を残す
自分の考えを加える
構造を気にしない
接続カードを追加する
アウトラインカードを追加する
カードを削除しない
恐れずにカードを追加する
カード1枚につき1アイデアを記入
この原則は1つのカードには1つのアイデアだけを書き込むことを意味する。
そうすることで、アイデアをリンクさせ結びつけることが可能になる。
カードの内容を完結させる
各カードの内容は1枚で完結していなければならない。
つまり、1枚のカードに書かれた内容だけで意味を理解できるものでなければならないという意味。
これにより、各カードは他のカードに影響を与えず移動、分離、連結することができる。
カードは常に他のカードとリンクさせる
カードを追加するときは、必ず既存のカードとリンクするようにして、他のカードと切り離された独立のカードが存在しないよう注意する。
ルーマン自身も「各カードは、リンクされたネットワークから知識を導き出す要素にすぎません。ネットワークに接続されていないカードは失われ、忘れ去られてしまいます」と語っている。
カードのリンクが何を意味するかを説明する
2つのカードをリンクでつなぐ際は必ず、なぜリンクしているのかを簡潔に記しておく。
何年か後に自分のカードを参照したときに、なぜカードをリンクしたのかわからなくなってしまう可能性を防ぐため。
自分の言葉を使う
既存の文章をカードに丸写しすることは推奨されていない。
興味深いアイデアを思いつきZettelkastenに加えたいと思ったら、そのアイデアを自分自身の言葉で、かつ何年後に読んでも必ず理解できるような形で表現する。 だからこそ、AIを使った文章のコピペをのせてはいけない。
参考文献を残しておく
どこからアイデアを得たのかがわかるように、カードには必ず参考文献の情報をメモしておく。
盗作を防ぎ、後で元ソースを参照しやすくするためでもある。
自分の考えを加える
自分の考えは、ルールの1・2・3を念頭に置いて、カードとしてZettelkastenに追加する。
構造を気にしない
整然と並んだカード群に新たなカードを追加したり、独自の先入観的なカテゴリーに入れたりすることを気にしてはいけない。
思いついたアイデアはどんどん追加する。
接続カードを追加する
一見関連がなさそうに見えるカード間の接続を発見したら、接続カードを作成する。
接続カードとは、各カード間にあるリンクの関係を説明することを目的とした特殊なカード。
アウトラインカードを追加する
カードに書いたアイデアがまとまり始めたら、アウトラインカードを作成する。
アウトラインカードとは、他のカードへのリンクをまとめたカードで、リンクの流れを把握するために各カードを順序立てて並べるためのカード。
カードを削除しない
古いカードは、たとえ内容が間違っていたとしても削除しない。
その代わり、古いカードのどこが悪いのかを説明する新しいカードへのリンクを作成する。
そうすることで、自分の思考が時間をかけてどのように変化したかがZettelkastenに反映されていく。
恐れずにカードを追加する
Zettelkastenは有限で、あまり多くの情報を詰め込むことはできない。
時には無意味なカードを追加してしまうこともある。
しかし、カードを追加することでZettelkastenが壊れることはないので、無意味かもしれないアイデアでも追加しておくことが大事。
ちょっと安心するね