星空のメモリア -Wish upon a shooting star-
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2018年3月くらい完走
点数:72点
総評
序盤の雰囲気は良いが後半に失速するタイプ
シナリオゲーによくあるタイプで、伏線が張られていく段階では楽しく読めるが、回収段階でだんだんダレてくる。 割とかなりしっかり回収はするものの、後半ややテンポが悪い所がある。
世界観がちょっとしたファンタジー系で、序盤の雰囲気は本当に良い。
謎解き要素がメイン
恋愛よりも謎解きに比重を置いており、どのルートも謎を解き明かす過程でヒロインと結ばれるような形となる。各ルート同士の伏線の張り方と回収の関係性は非常によくできており評価できるが、物語的なトリックを用いて引き込もうとするあまり、キャラクターの魅力の描写が疎かになっている印象。
長い
ルートが多い。さらにグランドED的な位置づけにあるルートはかなり長い。体感で他のルートの3倍ほど長かった。
主人公の頭が良い
主人公がめちゃくちゃ深読みするタイプで良かった。頭フル回転させた上でちゃんと行動も起こすのでできるタイプ。
比較的共感しやすいタイプの主人公だった。
立ち絵、CGが良い
CGが良いし、立ち絵が本当に良かった。CGが良くても立ち絵が微妙なゲームは多いが、立ち絵も全体的にしっかりしているゲームを初めて見た気がする。
感想
惜しい!!!という感じのゲーム。序盤の雰囲気、世界観はとても良かっただけに、後半のダレ方が残念な感じだった。
物語的なトリックは巧く組まれているけど、あまり深く惹き込まれなかったのは、恐らくキャラクターの魅力があまり感じられなかったのが原因。
というか一番期待してたメアちゃんが一番微妙だったぞ!ふざけんな!ふざけんなお前…
各ルート感想
ネタバレ注意。攻略順に書く。
明日歩
幼馴染かわいい。よくある勘違いによるすれ違いパターンで理由が釈然としない(腑に落ちない)ダメなやつだった。
「初恋」をフィーチャーしている所は良かった。
72点。
衣鈴
意外と依存が激しい重いタイプで非常に良かった。強いて言うなら千波との確執をもう少し掘り下げても良かったかもしれない。
80点。
千波
なんだか消化不良で終わった感。千波との恋愛よりも主人公の家族関係の掘り下げがメインで、作品の世界観を補強する役割を担っているものの、ルート単体として見ると毒にも薬にもならないような印象だった。
点数をつけるのは難しいが、65点くらいか。
こもも
このルートは全体的に言い回しが必要以上に遠回しというか、「狙いすぎてる」感があって気持ちよくなかった。トリックで話を大きく見せようとしすぎている。
71点。
こさめ
なんか全体的に雑な感じだった。特に新情報などもなく、あまりやる意味が無く感じた。
62点。
夢
ちょっと長すぎてややダレた。最終的にちょっとご都合主義に振れたかなという気はしなくもない。詰めが甘いな、と思った。
というか病人といきなりえっちするか…?
76点。
メア
夢ルートよりこっち先のほうが良かったのでは…?蛇足感が否めず、これを最後に持ってくる必要性がわからなかった。無い方がマシ。
一見メインヒロインっぽい立ち位置でこの扱いはいかがなものか。
64点。
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ルートロックが細く設定されていて、ちゃんと真相解明の順序も考えられていてすごいなと思った。
強いて言うなら他キャラ->明日歩->メアでルートロックして、メアルート後夢ルート開放で良かったのではと思った。
明日歩ルートが一番グランドED(夢ルート)に迫る内容なので、一番最初にやったのはちょっと失敗だったなと思った。