ワガママハイスペック
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点数:62点
総評
キャラはみんなかわいい
どのキャラもオタクが好きそうな感じで魅力たっぷり。僕は好きです。オタクなので。
でかくてもかわいくていいじゃねーか。
声も良かった。
アーシェルート以外やる価値無し
ほんとに。
シナリオは頭に残らない。割り切って楽しむべき。
まあこのゲームやる時点で承知の上だと思うけど。
感想
攻略順:アーシェ→未尋→兎亜→かおるこ
共通
ガキ臭え~~~~~って言いながら気づいたらめっちゃ笑顔になってた。
各キャラの魅力が存分に描かれていてキャラ萌えゲーとしては百点満点という感じ。
強いて言うなら兎亜ちゃんの主張が控えめだが、それもまた妹らしくて良し。
アーシェルート
付き合い始めるまでの二人の距離が縮まっていく過程が完璧すぎて、付き合い始めた瞬間心の中でエンディングが始まってしまった。付き合い始めた後は起伏が少なく若干ダレて、ラストの急展開はやや雑に感じたものの、一応ちゃんと大盛り上がりを作っていい話で締めくくったので良かったと思う。
上目遣いでお口でしてくれるCGが良すぎて良かった。
未尋ルート
話が面白くなく冗長で、典型的なダメシナリオという感じだった。また、キャラクターの勘違いによる暴走が多く、キャラの魅力も損なっていたように思う。
今思い返してみて気付いたが、「勘違いによる暴走」パターンは自分にとって地雷なのかもしれない。基本的にこのパターンのシナリオは好きじゃない。キャラクターに共感できないし、「シナリオの都合上キャラクターが無理やりバカにされている」感じがあって不愉快。
多少の勘違い(いわゆる鈍感系主人公とか)は味付けとして良いが、シナリオのキモの部分のギミックに「勘違いによる暴走」を持ってこられると、共感できなくなって冷めてしまうのだと思った。
未尋ルートは2回ほど大きな山(付き合う前と最後)があるが、どちらもオチが「勘違いによる暴走」だったので、面白くなかった。
また、テキストも全体的に冗長で、読んでいて苦痛だった。
声と性格は気に入っていただけに残念。
兎亜ルート
付き合い始めるまでの流れが微妙だった。兎亜ちゃんが兄の事を意識し始めたと思ったら急にひとりえっちし始めるのも心境の変化が不自然だし、さらにそれを見た主人公が告白に踏み切ってしまうのも残念な感じ。しかも告白したあと「帰ってセックスするぞ!」みたいな事を言い始めて、「妹が自分の事を好きでオナニーしちゃっていた事実を知り、ヤれると判断して付き合い始める」みたいな感じになっていてう~んという感じ。
最後の方はまあちょっと成長した兄妹の絆を描きつつ無難な感じに終わったのでまだ良かったかなという感じ。
かおるこルート
とにかく話が読みづらくてしんどかった。この感覚はあま恋シロップスを彷彿とさせる。
基本的に国語が出来てないタイプ。話の繋がりが突飛すぎる。登場人物たちの間では普通に会話が成立しているが、傍から見るとまったく文脈が読めず、何度も繰り返し読んでようやく「そういうこと…?」となんとなく察しが付く(最悪最後まで分からないことも)。
この手のシナリオはやたらと読み疲れる上に面白く無いので非常にタチが悪い。
なんとなくこの手のシナリオを書いてしまう人間はメタネタを多用する傾向にある気がする。
シナリオライターの頭の中を登場人物の言葉で無理やり喋らせているような感じで非常に心地が悪い。
そんな感じなので内容があまり頭に入ってこなかったが、最後主人公が典型的なダメ主人公パターンに陥ってう~んという感じだった。他はあまり覚えていないので恐らく大した事ない。
途中から急に「おるこさん」呼びになるのも意味がわからなかった。
強いて言えばえっちシーンはかおるこ先輩が積極的な感じがとても良かった。
最初にやったアーシェルートが王道をしっかりと往く感じでとても良かったものの、後の3ルートがどれも微妙すぎて残念な気持ちになった。どのキャラも魅力はあったけどシナリオが…。
みんなでやってレビュー会するぞ!と言い出した手前全部やらないとなと思って(そもそも自分が一番遅くなっているし)頑張って完走したものの、それがなければ途中で脱落していたかもしれない。
アーシェルートだけで言えば80点台を付けても良いのだが、他があまりにも残念だったためこの点数とした。
全体的には、まあキャラ萌えゲーだなあという感じ。自分ははぴねす!を思い出した。恐らくこの手のゲームは他にもいっぱいある。
はぴねす!の評価を見返したら76点と結構好評価を付けていたが、ハッキリ言って今全く内容を思い出せないし、ワガハイと比べてそんなに良かったのかと言われるともう正直分からない。でも当時の自分が付けた評価だし、今回も今の自分が付けた評価なので、きっと間違いは無いんだろうと思う。シナリオの薄いキャラ萌え特化ゲーとはそういうものだ。