エラー処理
Software Design 2024年9月号
「エラー処理とは結局なんでしょうか?」
最終的に誰かがなにかの間違いをした、偶発的に起きてはならないことが起きた場合に、「誰」が「どのように」復旧させるかまできちんと 設計 するのが「エラー処理」です。
この「誰」はライブラリから見たアプリケーションコードかもしれませんし、PagerDuty を持った運用チームのメンバーかもしれません。
復旧作業をする「人」もエラー処理のシステムの一部です。
呼び出し元にエラーを返しましょう、というのがエラー処理の基本ですが、場合によっては即座に終了させることが適切なこともあれば、判断を委ねることも、ログを出力することもあります。
そして、その復旧作業で必要な情報は何かを考え、エラーに情報として持たせることが、エラー処理の設計です。