清岸寺
浄土宗寺院。
清願寺は小石川伝通院末、寛永元(一六二四)年頃の成立であるという(下記の法界寺の記事を参照)。 当寺は1640年(寛永17年、「浄土宗寺院由緒書」による)専蓮社覺譽呑了上人(1647年寂)によって建立された。
清岸寺(龍池山不断院)はもと参宮橋南側にあった。
明治42年、住僧なく荒廃した、現在地にあった法界寺(寛永元年起立、開山は傳譽順良、1630年寂)と合併する。 参宮橋から当地へ移転したのは敷地が陸軍省に買い上げられ代々木練兵場が同所に設けられることになったためである。
法界寺と清岸寺が合併したことから法界山清岸寺と改称された。