書くための参考文献
文章を書くための参考文献は、それぞれ書き手の個性が文章に出ています。
最もおすすめできる本を選ぼう、としばらく考えてきたけれど、学生それぞれの文体の好みによって合う/合わないがある、と考えるに至りました。
なので、以下に思いつくままに列挙します。
文献表
◯戸田山和久『最新版 論文の教室:レポートから卒論まで』NHKブックス、2021年
まずは、これがおすすめ。
おもしろくて、ためになる。
ただし、文体は合う人と合わない人があるかも。
◯河野哲也『レポート・論文の書き方入門 第4版』慶應義塾大学出版会、2018年
薄めの本だが、要所を漏らさず説明してある。
唐木元『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』インプレス、2015年
最近はじめて知った本。論文・レポートを謳ってはいないけど、実は根本的で大事な話を過不足なく書いていると思います。
ウンベルト・エーコ『論文作法』而立書房、1991年:
かなりクセがあるが、大学院での研究などを目指す人は読んでもいいかも。
エンドウは駆け出しの研究者の時代に、辞書のように熟読した。
黒田龍之助『大学生からの文章表現:無難で退屈な日本語から卒業する』 (ちくま新書)、2011年
木下是雄『理科系の作文技術』中央公論新社(中公新書)、1981年
山内志朗『ぎりぎり合格への論文マニュアル』平凡社(平凡社新書)、2001年
鹿島茂『勝つための論文の書き方』文藝春秋(文春新書)、2003年
堀井憲一郎『今すぐ書け、の文章法』筑摩書房(ちくま新書)、2011年
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