シリーズ日本人と宗教(春秋社)
序章 江戸幕府と朝廷(高埜利彦)
第一章 神仏習合と近世天皇の祭祀――神事・仏事・即位灌頂・大嘗祭(山口和夫)
第二章 伊勢神宮と東照宮(曽根原理)
第三章 江戸幕府と陰陽道・暦道(林 淳)
第四章 近世社会における南都寺院と門跡――興福寺と奈良町をいとぐちに(水谷友紀)
第五章 明治維新と神祇官の「再興」(井上智勝)
第六章 明治維新と仏教(田中 潤)
第七章 明治初期の国家神道――神社と制度史中心の歴史的叙述を見直す(島薗 進)
第八章 明治国家とキリスト教(星野靖二)
序 章 神・儒・仏の時代
第一章 「天道」思想と「神国」観
第二章 神・儒・仏の交錯 -「太平記読み」とその時代
第三章 近世仏教と民衆救済 -黄檗宗の利他の精神と社会事業
第四章 神・儒・仏の三教と日本意識
第五章 民衆信仰の興隆
第六章 「復古」と考証
第七章 近代的世界像と仏教 -梵暦運動と須弥山儀
第八章 宗教概念と日本 -Religionとの出会いと土着思想の再編成
序 章 死生観の近世と近代
第一章 寺檀制度と葬祭仏教
第二章 浮世の思想と文芸・芸能
第三章 殉死・仇討ち・心中
第四章 先祖・浄土・成仏
第五章 平田国学と幽冥思想
第六章 養生論とその宗教的世界
第七章 人神信仰と戦没者慰霊の成立
第八章 近代の来世観と幽冥観の展開
序章 勧進と霊場
第1章 本山・本所・頭支配の勧進の宗教者
第2章 寺社参詣と「寺社の名所化」―中世後期から近世へ
第3章 霊場の形成と御師の活動―越中立山に見る加賀藩と立山衆徒
第4章 都市における富くじ・開帳・祭礼
第5章 近世後期の勧進・施行と祝祭―おかげ参り/おかげ踊り/「ええじゃないか」
第6章 教派神道と宗教者・芸能者
第7章 巡礼の近代化―金毘羅参りを例に
第8章 創られた聖地―「鎮守の森」をめぐる構造転換と景観改造
序章 書物・メディアと社会
第1章 仏書出版の展開と意義
第2章 「仮名草子」の書き手と読み手
第3章 僧侶の教養形成―学問と蔵書の継承
第4章 書物と呪術・秘伝
第5章 地域の歴史叙述―寺院・温泉・縁起
第6章 講釈と出版のあいだ
第7章 近代における出版・メディアと宗教
第8章 近代仏教にみる新聞・雑誌、結社、演説
序章 自他認識の近世・近代
第1章 近世秩序における「邪」の揺らぎ―“隠し/隠れ念仏”と「切支丹」
第2章 女人禁制―富士登拝をめぐって
第3章 女性宗教者の存在形態―神社神子から
第4章 身分制社会のなかの民間宗教者
第5章 近世寺院が「他者」を包摂するとき
第6章 蝦夷地・北海道に暮らした人びとの信仰と宗教
第7章 近世琉球の霊魂観と救済
第8章 迷信・淫祠・邪教