「日本人と英語」の社会学
「日本人と英語」の社会学 −−なぜ英語教育論は誤解だらけなのか
寺沢 拓敬(著)
紹介
★氾濫する「英語言説」をデータに基づき徹底検証
「日本人は英語下手」「これからの社会人に英語は不可欠」「英語が出来れば収入が増える」は本当か?「日本人と英語」についての様々な通説・俗説を、計量分析の手法を用いて批判的に検証し、英語学習や英語教育の実態を浮き彫りにする。
『「なんで英語やるの?」の戦後史』で英語教育史に新風を吹き込んだ著者による、データに基づいた明晰な英語言説批判。
目次
序章 はじめに
第I部 英語力・英語使用
第1章 英語力――「日本人英語話者」とはどのような人か?
第2章 教育機会――英語話者になれたのはどのような人か?
第3章 英語力の国際比較――「日本人」は世界一の英語下手か?
第4章 英語使用――どんな人が英語を使っているか?
第II部 語学
第5章 英語学習熱――「語学ブーム」は実際どれだけのものなのか?
第6章 英語学習者数の推移――どれだけの人が英語を学んできたか?
第7章 英語以外の外国語の学習に対する態度
第III部 仕事
第8章 必要性(1)――「これからの社会人に英語は不可欠」 は本当か?
第9章 必要性(2)――英語ニーズは本当に増加しているのか?
第10章 賃金――英語ができると収入が増えるのか?
第11章 職業機会――英語力はどれだけ「武器」になるのか?
第IV部 早期英語教育
第12章 早期英語教育熱――小学校英語に賛成しているのは誰か?
第13章 早期英語学習の効果――早期英語経験者のその後は?
終章 データ分析に基づいた英語言説批判
「日本人と英語」の社会学 −−なぜ英語教育論は誤解だらけなのか