消化後の味
消化後の味〈ヴィパーカ〉
さらに食物が消化された跡、大腸などに運搬されますと、そこで今度は酸味、辛味、甘味の作用をもちますう。これをヴィパーカ(消化後の味)といいます。そのような消化の過程で、ドーシャ特にボディリ・ドーシャのバランスに影響するのです。酸味はピッタとカパを増やし、ヴァータを減らします。甘味はピッタとヴァータを減らします。辛味はピッタとヴァータを増やします。これは、ラサが作用するのと同じ原理によっています。(『
インドの生命科学 アーユルヴェーダ
』p.214)