間違いだらけの教育論 (光文社新書)
諏訪 哲二(著)
内容説明
ニセ教育論ばかりが、なぜもてはやされるのか?理想に燃える教育論は、どこでつまずいてしまうのか?本書は齋藤孝、陰山英男、「ヤンキー先生」、「文部省のスポークスマン」、ワタミ社長の各氏をはじめとする“カリスマ教育者”たちの議論を検証しながら、教育問題の正しい考え方を示していく。著者は教員歴40年のベテランで、「プロ教師の会」代表。メディアで活躍する教育論者の中では、現場を熟知する貴重な存在である。
目次
人間は教育から逃れられない
第1部 子ども論の大間違い!(齋藤孝さんは教育を論じていない(「商取引」としての教育);齋藤孝さんが書けない“教育の本当”(「文化」としての教育);苅谷剛彦さんと西研さんに学ぶ(「啓蒙」としての教育))
第2部 教師論の大間違い!(陰山英男さんはパーフェクトティーチャーか(「学力」としての教育);内田樹さんは師と先生をごっちゃにしている(「真理」としての教育);義家弘介さんは典型的な自己チュウ教師だ(「ヤンキー」としての教育))
第3部 教育理念の大間違い!(寺脇研さんの教育理念はいつも正しい!?(「国家官僚」としての教育);渡邉美樹さんは教育を経済で捉えている(「産業人」としての教育))