♧⑫12/7【 衝撃の事実!からの温かいチームワーク】
前回、衝撃の事実が発覚した川チーム。今日は最初にそのことを全体へ共有することからスタート。のい「この前、信濃公害研究所に電話して、水を外部の人に飲んでもらうには高額の費用が必要ということがわかった。検査を依頼するにも10万円くらいの費用がかかってしまうということで、飲める水としては確認できない。だけど、これからは、自分たちでできる調査をやりたいと思ってる。飲めるってことは証明できないけど、たとえば市販のキットを使って大腸菌などの調査はできるかなと。」.....くやしさももちろんあると思うけど、同時にちゃんと前を向いて進もうとしている姿が頼もしい。
そうした川チームからの発表を受けて、他チームのみんなも、川チームが飲み物を提供する以外に何かできないか?のアイデアをふせんにどんどん出し合うことに。
https://gyazo.com/3930e614368f38a771793e5aeb548cea
せつ「実際に飲めなくても、飲めるようになるまでのこととかを発表すれば、今までしてきたことやわかったことが伝えられると思う」
かい「川の様子を動画で撮って発信するとかもできるんじゃないかな」
こころ「スライドガラス?を使ったりしてけんび鏡で水を見て、寄生虫とかがいるか調べたりもできそうだなぁ」
チームが違うからといって、みんな他人事ではない。これまで川チームがどれだけ頑張ってきたか、みんな知っている。今回のプロジェクトでは、チームはちがくても、お互いに関心を寄せて、一緒に考えようとする姿がよく見られる。書いたふせんは、川チームの人たちにプレゼント。川チームの人たちは、ふせんを渡してくれた人と「これってどういうこと?」とやりとりをしたり、「あーこれいいね!ありがとう」と大切に受け取っている。
https://gyazo.com/f5d8ead572567084458a4992314395f9
次に居場所チームからも共有があった。
せつ「今は、最低アウトプットDAYまでには、アースデイかざこしのメンバーが座れるくらいのベンチはほしいねって。あとはかいが中心になって、家をつくり出す。」
そこで、かいがつくった小屋の模型を見せる。建築申請書を仕上げて、いよいよ実現に向けて走り出すようだ。
https://gyazo.com/d95abcb0619e3f3f951d8c4e3ebac837
最後に、ワークショップチームから一人ひとり共有。
あおい「アウトプットDAYにむけて、調べたことをもとにスライドでクイズをつくる予定。」
こころ「私もクイズなんだけど、これまでとってきたアンケート調査をもとにクイズつくってる。」
ゆな「放射線について調べる。」
ゆき「ゆっけとこの前相談して、軽井沢には鳥が少ないとなり、鳥がよってくるような巣箱について考えたりしようと思ってる。」
ワークショップチームは引き続き、一人ひとりが自分の問いを軸にして動いている様子。
そこでたいちからお知らせ。「今ぼくたち、ホームページで活動を全世界に発信してるじゃないですか。それを見て、聞いて、今日は建築家の三浦しんさんが来てくれました。ちょうど居場所チームがベンチや小屋をつくろうとしてるってことで、今日はみんなの様子を見ながら質問したりおしゃべりしながら関わってくれるそうです。」
https://gyazo.com/c879640edf66ecdb78838618854fcd47
しんさん「みんなすごく楽しそうだなって。ぼく、頭かたくなってきているので、みんなからぜひいろいろ学ばせていただきたいです。」
たいち「どう呼べばいいですか?しんさん?」
しんしん「しんさんはおこがましいので、しんしんで!(笑)」
本物の登場にみんなうれしそう。早速せつから居場所チームの相談も。「家チームが今日からだから、ローインパクトな接合方法どうする?っていうそのへん相談させていただいて・・・。」
たいち「釘一本も使わない、は厳しいと思うんだけど。釘を全く使わないことがローインパクトではないと思うから。そのへんもしんしんに相談に乗ってもらって。」
かい「強度弱かったら逆にすぐ崩れて、ローインパクトじゃない。脆くてすぐ色んなものが出たりしちゃったら、元も子もない。ある程度におさえるのがローインパクトだと思う。」
....そんな話もしながら、まずは、前回書いた建築申請書へのフィードバックをもらう約束をしていたKAIさんのもとへ。
https://gyazo.com/6be258926d689504b0bf8fe75c7dda05
どきどきしながら建築申請書を見せるれい、じゅん、かい。背中を押してもらったようだ。その後、事務局のよっしーからもフィードバックをもらった上で、しんしんを交えて実現に向けて話す。しんしんは、子どもたちの声を優しく聴きながら、「ローインパクトっていうと、大昔の人の家を調べたりするかもね」とヒントをくれたり、「大風のとき、どうする?」と問いを投げかけてくれたり、「この側面はオープンでない方が安定するよ」と具体的なアドバイスをくれたり。本物の力を借りた3人は、次回からさらに加速しそうな様子だ。
https://gyazo.com/5f8906a725767b92d469a573ad393c04
今日みんなからフィードバックをもらった川チームは、もらったふせんを囲みつつ、環境調査事務所の資料を見ながら、今後どうしていくかのアイデアをふくらませる。
こうたろう「川の石の展示会とかしたら、前期の子たちは喜ぶと思うんだけど、後期の子たちはどうなんだろう。」
こたろう「たしかに。川の水を展示してみる?とかは?」
こた「かいとか、石をハンマーで割って中の宝石出したら?って声もあった。」
こうたろう「調査書つくる?この浅間環境事務所の調査書を誰でも読めるように翻訳して。子ども版調査報告書。本を出版してもいいかも。図書館や町役場においてもらったり。」
たいち「うんうん、環境調査書って、浅間環境事務所の人たちが、みんなに出会って知っておいてほしいこと書いてるよね。それと同じように、これからプロジェクトとかはじめる子たちに、これを知ってスタートしてほしいなってことをまとめたらどうかな。みんなが得たデータを事実としてのせておく。提案があってもいいし、それを読んで、他の子たちが考えるとかがあってもいい。」
...壁にぶつかったからこそ、自分たちのできることと向き合う川チーム。どんなアウトプットになるだろう?楽しみだ。
https://gyazo.com/c09267b6e407ceca1f8c1f6e8da9a8b8
ワークショップチームのしんのすけ、あおい、こころは、ゆっけと芝生の上でおしゃべりしながら、ワークショップのアイデアを膨らませていく。動物を調べるにも、ただのクイズだけでなくて、せっかくだから動物の足跡をとったりしてもおもしろいかも、なんていうわくわくするようなアイデアも。ゆなは、放射線モニタを自分で借りてきて、風越の周りをぐるっと歩きながら調査。テーマプロジェクトがない明日も続きをするんだとか!
https://gyazo.com/997939508dcbbaf4ea0a4c79775c73a4
https://gyazo.com/c36c1519d0b47457691874d9dd8524d2
ゆきは鳥の本を持ってきて「シジュウカラの巣箱をつくって、森の居場所におこうと思っているんだけど。鳥が集まってきたら、みんな自然をもっと楽しめるかなって。この本にシジュウカラに適した幅とか大きさとか書いてあるんだけどね....」とアイデアをふくらませている。そこでぽんと話して、ラボの師匠・こぐまに相談しに行くことに。シジュウカラの巣箱にぴったりの木材はどれだろう、と大きさも測りながら選んでいる。そして早速巣箱づくりスタート!
https://gyazo.com/1e973bfc4fd9160753a4f6752defaf65
日々色んなドラマが起きながらも、それぞれがとても大切なプロセスを歩んでいる。さてさて、アウトプットDAYまで残り5回。ここからどんなストーリーが続いていくのだろう。