♧⑦ 11/24 【 チームの中でも自分のテーマを持つ】
3連休開けて
「3連休ずっとわくわくしていた!早く家を建てたい!!」とカイが、今すぐにでも作り出しそうな様子でチームのメンバーに話している。チームごとに集まってスタートすることがだんだん習慣になってきて、それぞれのテーブルでおしゃべりしている。
全員がそろったところで、ぽんから大事なお知らせ。「12月1日は中間発表だったじゃん。これに56年Bと7年も入って、それぞれのプロジェクトについてお互いに伝え合います。曜日に関しては変更がないけど、参加者が変更になったので、このプロジェクト以外の人たちにもこれまでのことやこれからのことを伝えたり相談できるようにしよう。」
中間発表まで、今日も含めてあと3回。今日のドキュメンテーション担当を確認後、チームごとの共有タイムからスタートした。「この前どんなことをして、今日はどんなことをするか話せるかな。みんな、準備必要そう?」と、それぞれのチームの様子を気にしながらポンが聞いた。話す準備をさっと始めた様子をみて、「1分で」とたいちが言った。
それぞれの現在地の共有
それぞれのチームで簡単に共有の準備をすると、川チームから共有スタート。前回ドキュメンテーション担当だったユウタがドキュメントを見ながら話す。「どういう検査をしたらいいのか、保健所に質問しようと思っています。今、原稿を作っているんだけど、未完成なのであすこまさんに相談して修正しようと思っています。」と簡潔に今の状況を話す。「僕からも聞いていい?連絡するのはいつになりそう?」とたいちが質問した。「原稿が完成すれば。早ければ今日かな。」とユウタはすぐに答える。
つづいては、居場所チーム。「今日はもう、中間発表までに家を作るって話になっているから。今日から取り掛かりたい。」とカイがさっと話す。「家を作るときだけど、針金や釘は、木と違って朽ちずに残るから気をつけて欲しい」とシンノスケが環境配慮の視点から話した。接合方法は、居場所チームで何度か話題になっていることだ。「こぐまの見通しと違うけど、家を作るのスケジュールはチーム全体でどういう話になっているの?」とざっきーが段取りに関して質問する。セツが「中間発表までは、ベンチなのかなって思っていた。」と自分の理解を共有する。どうやら、全体の構想やスケジュールがチームないで共通となっていないみたい。「今日、こぐまさんも相談に乗ってもらえるようなので、このあとチーム全体で話したり、相談したりしてください。」とぽんがアドバイスした。
残る共有は、ワークショップチーム。最初にユナが、事前環境調査報告書で軽井沢風越学園にある植物について調べていたことを話した。「建設のときに色々調べた資料を見たよ。」と同じ資料から情報を集めたユキが続ける。「そこらへんにあるタンポポなど外来種を根こそぎ取りに行きます。」とシンノスケが今日の予定を付け加えた。それぞれ動き出している人もいるようだ。
それぞれの目標を置くワークショップチーム
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ワークショップチームは前回、自分たちのやりたいワークショップを持ち寄ることになった。そして、今回は一人ひとりのやりたいことを深める時間を取ることに。たいちの提案で魚ボーン図に問いややりたいことを書いてみることに。
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動物に興味があるココロは、ざっきーと技術家庭室からちょっと外に出たところでやり取りし始めた。ココロが言うには、特徴や共通点などを調査して、動物の生態を知りたいらしい。「よりよい自然との関わり方」という全体のテーマ、やってみたい調査、ワークショップでねらいたいことは分かる。でも、どうしたら繋がるのかが難しい様子。「そもそも、自然って何なのかわからないんだよねー」とココロ。「え?それ自体、扱いたいことでいいんじゃない?何が自然なのかって面白いと思うけど」「あぁ、そういうのありなの?」と少しずつ自分が知りたいことを出していく。徐々にでも、知りたいこと、やってみたいことは出てきた。でも、それをくくる自分のテーマをなんと言えばいいのか。「風越の自然と変化、ってテーマはどう?」とざっきーが提案する。「うーん56点。風越の自然ってのはいいんだけどなーー」その後も、2人でしっくりくる言葉を探す時間がしばらく続いた。そして、なんとか「風越の自然ってなんだ?」というテーマに落ち着いた。自然をよく知るために、そもそも自然ってなんなのか、どこからが自然なのかを体験できるワークショップになるそうだ。「あー。1日分の頭を使ったよーー。疲れたー」と言いつつも、その後のチーム内で共有する場面では楽しそうに自分の見つけた問いについて話していた。
川チームと居場所チーム
川チームは、川や湧き水の水質調査について、保健所へアポイントをとっていた。電話をするまえに、あすこまにアポイントの流れについて助言をもらって、原稿を修正していたらしい。また、居場所チームは、中間発表までにベンチを作ることを目指して製作活動を進めつつ、建てる小屋のイメージをふくらませるためのスケッチを描いていた。
それぞれのチームが、チームの中でも個々のテーマや問いを持って動き始めた日だった。