♧⑤ 11/17 【 ドキュメンテーションをはじめよう 】
ドキュメンテーションをはじめよう
プロジェクトが始まる時間より少しはやく、ジュンが一番に来た。「読書家の時間終わったよ。今日は森に行く?」と落ち着いた様子でタイチに聞く。少し前回の話をしているうちに、ユキ、レイ、ユウタ、コタとぞくぞくと集まってくる。みんなが集まるまでの間、typhoonで連絡を確認したり、借りた資料を眺めたり、読書家の続きか本を読んだりして過ごしている。全員がそろったところで、チームごとに机に集まってスタートした。
タイチがホワイトボードの前で話始める。みっちゃんから情報探索の提案をもらっているので、チームによっては情報探索かなという話。それから、毎回振り返りをすること、活動記録としてドキュメンテーションをすることを伝えられた。「ドキュメンテーションには、写真とコメントで記録が残っていくといいなーと思っています。森川のホームページがあるんだけど知っている?」。森川プロジェクトの活動をまとめるために作っているウェブサイトを具体的なイメージとして共有する。「すげー、かっけー」とセツ。「記事も読めるよ」とアオイ。
「まずは、ドキュメントに書いていきます。一人2回ずつはかけるといいなと思う。」とポン。「ぼく最初の方で、2番目がいい」とジュンが話すと、「順番きめちゃっていいね」とタイチ。「じゃあ、ドキュメントに順番書いていくね」と、ユウタがドキュメントにメモを取りはじめる。「いずれはブログやサイトにしたいと思っています。より良くしていこうね。」とポンが今後の見通しについて全体に声をかけた。
情報の調べ方とまとめ方
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前回に引き続き、みっちゃんのミニレッスン。「アウトプットのアースデイも来た人がいいなって思ってくれるかもだけど、前回のパンの話のように、どんな材料にこだわって使ったのか話せるといいな」「例えば、ライブラリで調べたり、現場に行ったり。どれか1つだけでなくて、行き来して、こだわってたどり着けたらいいかなって思います。」と、みっちゃんが情報の調べ方を大航海に例えた資料で説明した。
続いて具体的な情報集めの手順についての話。「調べるときは読書家と違って全部は読まないよね。効率的に効果的に調べるためには、まず目次を見ます。気になったことは付箋を貼る。これが最初の一歩です」「見つけた情報の中でも『この情報は必ず使う』ってものは、情報カードにまとめます。これが前回のパンでいうと、原材料です。」情報を集めるために本を開いて記録するということは、これまであまりやっていない本との関わり方かも。
さぁ、情報探索しよう
実際に自分たちのチームでの活動に合わせて動き始めると一気に進みだす。みっちゃんのレッスン内容を確認しながら、付箋や情報カードに書き込んでいきます。
「遊歩道みたいな道を作るときは、踏み固められて植生が失われるんだって。ウッドチップを敷くといいみたい。踏み固めたほうがいいと思っていた!逆なんだね。」と居場所チームのチーが話している。なんとなく思っていたことも、逆だったり、理由がわかったりすることが面白いようだ。同じく居場所チームのコハクとシズクは、こぐまさんにアドバイスを求めにいった。情報の集め方も色々。
一方、川チームは資料から情報を読み取りつつ、疑問に思ったことをやり取りしている。「水をきれいにするしくみか、、、。生活用水が流れているなら、下水を参考にしたらいいのかな」と本を広げているコウタロウが誰に話すでもなく声に出す。それを耳にしたザッキーが、「下水を参考にするとして、濾過できているかはどうやって確かめられるの?」と聞くと、「それって、PACテストとかでわかるのかな。この活性炭ってなに?」と他の本を見なているノイも分からないことを話す。川チームでは、それぞれが資料にあたって情報をとにかく集める段階らしい。
ワークショップチームの方は、外来種をテーマにすすめているようだ。ライブラリーから持ってきた本に外来種に関するものが何冊か入っている。「ニジマスを減らしたい。」とシンノスケが自分の考えを話していた。「ニジマスを食べるって方向で進めたいの?」とアオイが聞くと「そうそう、そうやって減らしたいんだ」。シンノスケが強く答える。「みんなに外来生物を知ってもらいたいから、展示もなるべく実物がいいな。」
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みっちゃんのレッスンを受けて、チームの動きが変わってきた気がする。情報が取っ掛かりとなって、より具体的なプロジェクトを進めていくイメージを作っているようだ。
ドキュメントや振り返りをチーム間の共有で活用
時間も終わりに近づいた時、タイチが全体に向かって話し始める。「あと10分で振り返りしたいんだけど、次回共有できるように振り返ってほしいです。前回みたいにアドバイスしあえるようにできたと思っています。」付け加える形で「見出しをつけるときには、『楽しかった』とかでなくて『一番頑張ったことはこれ』と内容も見出しにはいるといいと思います。」とアスコマがアドバイスをする。
今日は、プロジェクトの記録について新しいチャレンジがスタート。次回は、振り返りを共有するところから始まります。