♧①11/2 【 次のプロジェクトも、もちろん森だよね? 】
「次のプロジェクトももちろん森だよね?」
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久しぶりに56Aテーマプロジェクトのメンバーで集まり、なんだかワクワクそわそわしている様子の子どもたち。テーマの発表はまだだけれど、「次のプロジェクトももちろん森だよね?」「早く続きがしたーい」「早くドングリうえようよ」「今日も外行く格好してきたよ。準備万端!」なんて声が聞こえてくる。前回は、佐久市子ども未来館でのコマドリ上映会と森のプロジェクトを並行して進めてきた。アウトプットdayでは、森でのエピソードを一人ひとりが紙芝居形式で語るというかたちをとった。3回目の今回のプロジェクトを子どもたちはどんな気持ちで迎えるのかな、となんだかスタッフ側はドキドキしていたけれど、子どもたちの活動や意識はずっと地続きなのかも。
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まずは、週末こんなことしてたよ〜のおしゃべりでチェックイン。3回目のプロジェクトということもあって、このメンバーでの他愛もないおしゃべりもだいぶ慣れてきた様子の子どもたちは、思い思いに週末の報告。川で魚をとったことを嬉しそうに報告したシンノスケは、実際にとった魚を同じグループの子たちに見せたりと楽しそう。その後、ぽんが週末に風越の森で一晩過ごしたことを共有すると、「えー!キャンプいいなー!」「ずーるーい!」との声。一足お先にゴメンね!
「それぞれの手元にテーマがちゃんとあるといいな」
そして、たいちから、今回のプロジェクトに向けての想いをまっすぐに共有。「この前の森プロジェクトでは、今日なにするの?という声が多かったのが反省だった。それぞれ自分のものになっていなかった部分があったのかも。」と伝えると、カイは「楽しみがとっておけて、それはよかったよ」と一言。続けてユウタも「毎回ワクワクしながら来ていた感じがあったよ」。なるほどなぁ、とスタッフはうなずきつつも、改めてたいちから「これまではこちらからも提案をして森と出会ってきたけれど、これからはスタッフが毎回提案して、それをみんなでやるって感じが続くよりも、それぞれの手元にテーマがちゃんとあるといいな。それで、自分たちで企画したりしてどんどん動いていけたらいいなって思うんだよね。」「これからは、森についてもっと深めたり、また違う視点から探究できていけたらいいなと思う。アウトプットdayで、たくさんの人たちがアンケートに答えてフィードバックをくれたよね。今日の前半は、これを読んであらためて自分たちを振り返って、それぞれがフィードバックを(心に)持って、外の空気を吸いに行こうと思う。」
スタッフの想いを伝えた後、”森の探究をしていく上で、これから考えた方がいいこと。大切にしたいことは?”という問いを真ん中において、グループごとに集まったアンケート(フィードバック)を読みながら、模造紙に書いていくことに。活動がはじまってすぐに、子どもたちはフィードバックや、それをふまえた自分たちの考えをどんどん書き出す。
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「自然へのえいきょう」
真っ先に、模造紙に「自然へのえいきょう」と大きく書いたのは、ノイ、コタ、コウタロウ。これまで川の掃除をしたり、水質調査をしたりと、風越の川に関心を持ってアプローチをしてきたメンバーだ。他にもフィードバックを受けてこれから考えたいことをどんどん書き出していく子どもたち。そのうちに、「もっと森の食べ物について深めたい」「もっと森での冒険的なプロジェクトにしたい。船とかつくって川をわたったり」「もっとサバイバル的な生活がしたい。自給自足とか」など、「もっと〜したい」という声が目立つように。そこで、たいちから全体へ。「みんなやりたいこと、いっぱい出てきてるよね。でも、今日考えて欲しいのは、やりたいことの根っこにある、これを考えた方がいいってことや、大切にしたいこと。」
「そこのバランスなんじゃないかな」
ジュン「みんなが楽しめるっていうのがすごく大事だと思う。自分たちも、来てくれた人たちも。」 ユウタ「ジュンも言ってくれたように、みんなが楽しめるっていうのはすごく大事。それと同時に、自然への影響も考えていく必要がある。そこのバランスなんじゃないかな。(天秤のジェスチャーをしながら)」 カイ「もっと森について伝えられるようになりたい。これまでは、伝え方の問題なのか?伝える内容の問題なのか?相手に伝えるための内容が自分たちに足りなかったのかもしれない。1個のことをもう少し深めた方がいいんじゃないか。」
「森とかかわっていくことが一番大切」
すべてのアンケートに目を通したあと、各グループ一本赤ペンを持ち、模造紙に書き出した中でもとくに大事なところに丸をしていき、その後全体に向けて共有。
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コハク、レイ、シズク、カイ「森の生活だから、森をこわさない。森のことをもっと知る。環境もふくめて。森の素材を使う。人工的な物よりも、森の素材を!」
ノイ、コタ、コウタロウ「色々な視点で森と自然をみる。動物や生き物の視点とか。自然への影響を考える。生き物同士の関係を大切にする。みんなが森へもっと行けるよう(道をつくるなどといった)工夫をする。」
セツ、ユナ、チー「自然へのえいきょう。森の変化をよく観察したい。森へ入るときの服装とかも伝えたりできたら。」
ユウタ、コタロウ、ジュン「みんなが楽しめるっていうことと、自然へのえいきょうを考えてみる。みんなも楽しめて、しかも有害物質など自然へのえいきょうもなく、というバランスを考えたい。」
ユキ、シンノスケ、ココロ、アオイ「森についてもっと知って、もっと自分たちで説明できるようにする。森とかかわっていくことが一番大切。」
「次回、風越山の山頂で!!!!」
どのグループからも、迷いのない言葉が出てきて、逆にスタッフの私たちが背中を押されたような気分に。たいち「今みんなが出してくれたことを生かしながら、スタッフで今回のテーマを確定させるね。そして、次回、テーマ発表を風越山の山頂でします!ゴールやアウトプットを伝えるね。」
「なんだか、変わってる?」
残りの数十分は、少しでも森の様子を見に行こうと、久しぶりにみんなで開拓してきた森へ。森に入って、あたりを見回して「なんだか、変わってる?」と声を揃える子どもたち。「なんでだろうね」「きっと草が枯れたからじゃないかな」「少したつだけで、こんなに変わるのねー」なんて声も聞こえてくる。少し散策した後は、すぐにそれぞれ思い入れのある場所へ。
レイは、森のお気に入りの場所「けもののベッド」で早速ごろんっとリラックスモード。川で活動をしてきた子たちは、「早く川に行きたい〜!」と走って川へ向かっていく。さっそく川の掃除をはじめる姿も。さぁ、次はいよいよ風越山の山頂でテーマ(ゴール)の発表!お弁当を忘れずに〜。
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